2023_J2_第42節・・やっぱりサッカーは、「サイコロジカル要素」の内実によって、大きく左右されるよな~・・(アルディージャvsヴェルディ、0-2)

2週間後から、ヴェルディの昇格プレーオフがはじまる。

それに対して、このゲームで自動昇格を決めたジュビロには、オメデト~と、祝福と称賛の拍手をおくりたい。

監督のプロコーチ、横内昭展は、とても良い仕事をした。

同じサッカー仲間として、心から称賛したい。

さて・・

ゲーム内容についてだけれど、それについては、もう、簡単に振り返るだけにしたい。

まず、採りあげたいのは・・

何といっても、ギリギリのせめぎ合いだったからこそ、決定的な意味を内包していた、綱島悠斗の先制ゴール。

そこでは、決定的スペースへ走り抜けた森田晃樹の「意志」を称賛したい。

そのカタチについて、城福浩も・・

・・アレが、ウチが目指しているゴールだった・・

・・ってなコメントをしていたね。

そう、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションからの、ビューティフルゴール・・ね。

また追加ゴールシーンでは・・

その先制ゴールをお膳立てした(森田晃樹へスルーパスを供給した!)中原輝が、もう才能としか言いようのない、鳥肌モノの「ミドル弾」を決めた。

そんな風に、ヴェルディの「サクセス・シーン」を採りあげたけれど・・

ホントは・・

ゲーム全般で、アルディージャがブチかましつづけた「意志のサッカー」も、称賛に値する。

彼らの「意地」は、しっかりと、攻守にわたる実効(主体性!)プレーとして、存分に表現された。

だからこそ、ゲーム自体も、引き締まり、ものすごくエキサイティングなモノへと昇華した。

それにしても、わたしは・・

「J」にかかわる全てのチームが、美しい質実剛健サッカーを志向しているって感じられるコトを、心から喜んでいるんだよ。

攻守ハードワークとリスクチャレンジ機会を、主体的に「探しまくる」ってなプレー姿勢。

気持ちよいこと、この上ないじゃないか。

そこにこそ、ホンモノの、サッカーの「美しさ」が潜在しているんだ。

もちろん「才能ベースの勝負プレー」も、素晴らしい魅力にあふれているさ。

でも、そんな「美しい個の勝負」だって、大原則の「組織サッカー」が機能しなきゃ、表現できないのは自明の理でしょ。

その視点で・・

今日の、「J2」勝負3マッチは、すべてが、ギリギリの「ゲーム展開」だったとも言えそうだ。

まだ、他の2試合は観ていないけれど・・ね。

言いたかったのは・・

フィジカル、テクニカル、サイコロジカル、タクティカル(&ゴッデス・ドラマ!?)ってなサッカー要素で、以前のような「目立つ差」がなくなってきているっちゅうコトなんだ。

そう、すべてが、まさに僅差。

そのなかで、最後にモノを言うのが、やっぱり、「サイコロジカル」なんだよ。

その充実度によって、例えば「寄せ」の内容に大きな差が出てくる。

そして、それによって、ボール奪取プロセス(守備)の内容も、大きく左右される。

そして、それによって、次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)での、ボールがないところのアクションの量と質が、大きく左右される。

ゲームを観ながら、そんなサッカーの基盤メカニズムに思いを馳せていたモノさ。

もう、たくさん語るのは、止めにして、次の「レッズ対ヴィッセル」に目を移そう。

では、2週間後の、昇格プレーオフを楽しみに・・