2023_J1_第29節・・筆者は「湘南ボーイ」だから、以前から、ベルマーレに肩入れする傾向にあるんだ(特にチョウ・キジェ時代はね!)・・だから今日は、ちょっと嬉しかった・・(セレッソvsベルマーレ、0-2)

昨日おこなわれた「レッズvs横浜FC」を観ながら、今日の「このゲーム」に対する興味が、大いに、募(つの)ったモノさ。

そう・・

長いあいだ最下位を「独占」していた、「ホントは強い」ベルマーレが、最下位から脱出できるかもしれないってな期待に、胸を膨らませたっちゅうわけだ。

またそこにゃ、もう一つの、興味をそそられるバックボーンもあった。

それは、第25節、ホームでレッズと対戦したときのベルマーレが残した印象だった。

そのコラムで書いたように、「こんな良いサッカーをするベルマーレが最下位・・なんで!?」ってな疑問が残ったんだよ。

たしかに、そのレッズ戦は、ホセ・カンテに、「才能ミドル」をブチ込まれて競り負けた。

それでも、全体的な、彼らのサッカーの「質」が、とてもインプレッシブだったんだ。

そして、この試合・・

そんな私の期待が、「0-2」の勝利となって現実のモノになった。

たしかに・・

ボール奪取プロセス(守備)における、最後の半歩というファクター、またスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)での、3人目、4人目のフリーランニングなど、まだまだ課題はある。

また・・

レッズ戦もそうだったけれど、前半は、内容で、完璧にセレッソを凌駕したベルマーレだったけれど、後半には相手に、かなり盛り返されてしまうなど、ゲーム運びの安定性にも、課題が見え隠れする。

あっと・・

このセレッソとの対戦だけれど、そこでは、とても興味深い「対比」を見出したっけね。

それは・・

ベルマーレが、最後の最後まで、あくまでも「組織的」に、仕掛けていくのに対し・・

セレッソは、才能あふれる外国人プレイヤーたちの「個の勝負」が、仕掛けのコアになっていたっちゅう事実ね。

その対比が、とても興味深かったんだ。

実際・・

カピシャーバ、ジョルディ・クルークス、そしてレオ・セアラの、個の勝負プレーをコアに、セレッソは、何度も、スペースを攻略してゴール機会を創りだした。

でも、ベルマーレは・・

そう、劣勢に立たされた後半だったけれど、コーナーキックから(その直前に交替出場した!!)鈴木章斗が、見事なヘディングシュートで先制ゴールを奪っちゃうんだ。

そしてその8分後には、大橋祐紀が、見事な、ホントに見事なダイレクトボレーを、セレッソゴール右サイドネットに突き刺した。

たしかに・・

後半の「あの劣勢」だったから、「これは・・大変だな~・・」なんて感じていた筆者は、その二つのゴールに、ビックリさせられたモノさ。

たしかに、前述したように・・

強いとはいっても、まだまだ、攻守にわたって、さまざまな「小さなトコロの課題」を抱えているベルマーレだから、このまま順調にポイントを伸ばしていくとは思わない。

でも筆者は、このベルマーレが・・

山口智という優れたプロコーチのもと、これからも、高い「意識と意志パワー」をもって、妥協なく闘うことで、進化&深化しつづけていくと確信しているんだよ。