2023_J1_第26節・・ミハイロ札幌コンサドーレは、攻守にわたって、「仕事」を探しまくる、究極の主体性プレーを魅せた・・堪能した・・(コンサドーレvsガンバ、4-0)

テーマは、決まったっ!!

そう、ミハイロ札幌コンサドーレの、ボール奪取プロセス(守備)。

変な「気抜けプレー」が、まったくみられなかった。

集中力の高揚!?

いや、わたしは、守備で「仕事」を探しまくる「主体性プレー」のレベルアップって表現したい。

そこじゃ、守備ファクターの、マーキングとカバーリングが特筆の機能性を発揮したんだ。

あっと、なんか、巷では・・

ミハイロ札幌コンサドーレが、「オールコート・マンマーク」をしている・・ってなコトが言われているようだけれど・・

そんな表現を聞くたびに、「??」ってなクエスチョンマークが、アタマを占拠するんだ。

だって・・

たしかに、ミハイロ札幌コンサドーレ選手たちは、ボールを奪われたら、間髪を入れずに、「人を見る仕事」を探しまくるよ・・

でも、それは・・

決められた相手をマークするなんていう、次元の低いボール奪取プロセス(守備)じゃなく・・

あくまでも、臨機応変に、「相手」を探すってな「やり方」なんだよ。

わたしは・・

マン・オリエンテッドな「やり方」って表現する。

そういえば、「あの」フォルカー・フィンケは、「ボール・オリエンテッド」なんていう戦術的な表現をつかっていたっけね。

オリエンテッド・・

要は、次のプレーを主体的に「探す」ときの、戦術イメージング的な、判断基準っちゅうわけだ。

そうそう、わたしは・・

守備の「やり方の表現」である「マン・オリエンテッド」に対しては、「ポジショニングバランス・オリエンテッド」なんていう表現も使う。

要は、効率的なマークの「受け渡し」ね。

まあ、「それ」にしても、次のプレーを、主体的に「探しまくる」ときの、戦術イメージング的な、判断基準には変わりはない。

まあ・・

この「オリエンテッド」という表現の、コノテーション(言外に含蓄される意味)については、このコラムじゃ、これ以上、突っ込んでいかないけれど・・

とにかく、自分で(主体的に!)考えながら「仕事」を探して決断し、勇気をもって、リスクにチャレンジしていくという、「イメージング・プロセス」のコトなんだよ。

あっ、スミマセン、もう止めます。

ということで、ミハイロ札幌コンサドーレの完勝・・

久しぶりに、溜飲を下げた。

なにせ・・

「あんな」良いサッカーを展開しながらも、最後のところで、「変な失点」をして負けちゃう・・ってな悔しいゲームがつづいていたわけだからね。

そのテーマの背景には・・

選手たちの「主体性プレー」のレベルをアップさせるのは、とても難しい作業だといコトがある。

ちょっとでも、本当に、ほんのちょっとでも「考えるプロセス」が遅れたら、すぐに、ウラを取られて失点しちゃうのがサッカーだからネ。

そう、「一瞬の思考の空白」ね。

まあ、集中力・・

ということで、ミハイロ札幌コンサドーレについての、最後のテーマだけれど・・

それは、このゲームで先発した選手の「組み合わせ」・・

両サイドバック(菅大輝&ルーカス・フェルナンデス)と、ダブルボランチ(荒野拓馬&馬場晴也)が展開した、攻守での「躍動」は言うまでもない。

それに加えて、今日先発したスリートップの、攻守での「質実剛健パフォーマンス」には、心躍らされたよ。

そう、攻守にわたる、スーパーレベルの「主体性プレー」。

彼らは、まったく「空白」なく、仕事を探しつづけたんだ。

そして、もう一つ・・

たしかに、ミハイロ札幌コンサドーレは、4ゴールをブチ込んだけれど・・

それ以上に、ガンバの攻めを「ゼロ」に抑えたコト「も」、とても大きな意味と意義を内包していると思う。

わたしは、このゲームの内実をとおして、サッカーが、ホンモノの「組織ボールゲーム」だっちゅう絶対事実を、再認識していたよ。

たしかに、ミハイロは、「個のチカラ」じゃ、優れた選手も、抱えている。

それでも、やっぱり・・

サッカーは、ボールを奪い返さなきゃ、そして、相手の仕掛けを受けるときに、しっかりとボールがないところでの相手アクションを「抑え切れなきゃ」、美しい質実剛健サッカーは、実現できないんだよ。

わたしは、このゲームで、そんな絶対ベースを、反芻し、噛みしめていた。