2025_日本代表(親善)・・「あの」強いガーナに対して、これほどの「自信と確信に満ちあふれた攻守パフォーマンス」を魅せた森保一ジャパン・・心からの称賛と感謝の拍手をおくります・・(日本vsガーナ, 2-0)
環境こそが、人を育てる・・
ゲームを観ながら、そんな思いが、アタマを占拠した。
もちろん、このゲームで、森保一ジャパンが魅せつづけた、「世界一流」にも互角に抗していける立派なサッカーのコトだよ。
サッカーにおいて重要になってくる、ファクター(要素)・・
フィジカル、テクニカル、タクティカル、サイコロジカル、そして神様ファクター(ツキね)・・
そのなかで、環境の影響によって、もっとも大きく進化&深化するのは・・
わたしは、サイコロジカルな部分だと思っているんだよ。
さまざまな意味を内包する、心理・精神的なバックボーン。
サッカー的な能力では、まったく劣っていないけれど・・
心理的な部分(コンプレックスとか自陣・確信ファクター等ネ)、そこが十分ではない場合、もてる実力どおりのプレーは、決してパフォームできない。
そう、以前は明確にあった、本場サッカーに対する「過ぎたる畏敬の念」などなどネ。
もちろん、森保一ジャパンの選手たちは、はじめから、フィジカルでもテクニックでも、またタクティカルな能力でも、高いポテンシャルを備えていた。
でも、それらのファクターを、120%まで高められるベース・・
それが、自信と確信レベルとも言える、心理・精神的なバックボーンなんだよ。
その大事なファクターこそが、本場という心理環境において、もっとも鍛えられるっちゅうわけだ。
もちろん、自信と確信レベルを高め、充実させ、そして自分自身のプレーを、実力どおりの(たまには、それ以上の!!)レベルまで高められるっちゅう意味だよ。
この試合での、森保一ジャパンの立派なプレー振りを観ながら、わたしの、長かったドイツ留学時代のコトも含めて、そんなディスカッションに、思いを馳せていたんだ。
ところでガーナ・・
テレビ中継の解説陣やTBSスタッフも、何度も繰り返していたけれど・・
実は、ガーナは、とても強い(世界ランキング以上のチカラを持つ!!)チームなんだよ。
並外れたパワーとスピード、局面デュエルでの強さやスキルは、世界でも、一目置かれている。
そんな強い相手に対して、日本は、ゲームのイニシアチブを握りつづけただけじゃなく、何度も、持ち味の組織コンビネーションから、ゴール機会を創りだした。
また守備でも、「あの」強いガーナに、ほとんどゴール機会を与えなかった。
いや、ホントに、森保一ジャパンは、強い。
全体的なゲームの流れや、局面デュエルの内実を観ながら、そう感嘆していた。
まあ、もちろん、その「強さ」の背景には、攻守にわたる、強い「個」に支えられた、相互信頼ベースの(イメージングが共鳴し合う!)組織サッカーがある。
そう、互いに、「使い使われるメカニズム」を熟知している強者ども・・
だから、あまり「個」については、言及したくないけれど・・
それでも、やっぱり、この2人のスーパーパフォーマンスについては、ちょっとだけ、語りたい。
まず、何といっても、佐野海舟。
とにかく、攻守の仕事を探しまくる、主体性プレーの内実が、群を抜いている。
ボール奪取プロセス(守備)は、いわずもがなだけれど・・
スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)においても、タイミングのよい押し上げ(リスクチャレンジ)が素晴らしい実効レベルを魅せつづけた。
またもう一人・・
そう、久保建英。
ボール奪取プロセス(守備)での「組織貢献ハードワーク」もさることながら・・
やっぱり彼の場合は、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)での、「個と組織のバランスプレー」が、とても、とても魅力的だね。
チャンスを見計らった「タメ」からのスーパー・ラスト(浮き球の)スルーパス・・
その「タメ」だけれど・・
相手の視線とアクションを(その場に!)くぎ付けにしてしまう・・
それは、もちろん彼のボールコントロール能力と、相手に対して、突破ドリブルへの「恐怖」を与えられるチカラだよね。
そして、そんな久保建英の才能に対する、チームメイトたちの信頼も、レベルを超えている。
そう、彼が「タメ」たら、同時に、または、その直前のタイミングで(!?)・・
少なくとも一人は、決定的スペースへ向けて、勝負のフリーランニング(パスレシーブの勝負アクション)をブチかますんだよ。
わたしは、久保建英の才能に、心を奪われていた。
もちろん、上田綺世、南野拓実、堂安律、田中碧といった「質実剛健メンバー」のパフォーマンスも、特筆に値する。
あっ・・
「あの」強いガーナに、まったくゴール機会を与えなかった、両ウイングバックも含めた守備ブロックの面々も忘れちゃいけない。
ということで・・
「あの」強いガーナに対して、これほどの「自信と確信に満ちあふれた攻守パフォーマンス」を魅せつづけてくれた、森保一ジャパン。
そんな「強い」彼らに対して、心からの称賛と感謝の拍手をおくります。
