2024_J1_第31節・・ミヒャエル広島サンフレッチェ・・攻守にわたる積極的&攻撃的な「主体性プレー」に支えられた、美しい質実剛健サッカーが、光り輝いた・・(サンフレッチェvsマリノス、6-2)

レビュー それにしても、トルガイ・アルスラン。

攻守にわたる「実効レベル」は、まさにインターナショナルだった。

このドイツ人については、これから、「トルガイ」って呼ぶことにしよう。

もう一人の新加入外国人プレイヤー、ポルトガル人ゴンサロ・パシエンシア。

これから、パシエンシアって呼ぶことにしますが、彼も、それなりの存在感は、魅せた。

また、彼ら以外にも、後半ロスタイム47分に、CKから、スーパーヘッドを決めた、キプロス人ピエロス・ソティリウもいる。

どんどん、外国人プレイヤーが充実してきている、ミヒャエル広島サンフレッチェということか。

あっと、前述のトルガイとパシエンシアについては、先日のACL2コラムでも書いたっけ。

ところで、相手の、ジョン・ハッチンソン横浜マリノス・・

彼らは、ハッチンソンによって「解放」され(!?)、攻守にわたって、優れた主体性プレーを展開する、強いチームへと進化&深化をつづけている。

そう、そんな強い相手だからこそ、ミヒャエル広島サンフレッチェの「充実ぶり」を、より肌身に「感じる」コトができたんだよ。

まあ、たしかに・・

パシエンシアについては、最前線からのチェイス&チェック(寄せ≒チームワーク)という視点で、課題が、山積みだとは感じたけれど・・

実際、後半に、パシエンシアと新井直人が交替してからは・・

ミヒャエル広島サンフレッチェのサッカーが、攻守にわたる組織プレーの「熱量」という視点で、明らかに改善した。

フム~~・・

それにしても・・

ミヒャエル広島サンフレッチェが魅せたサッカーは・・

選手たちの「意識と意志ポテンシャル」が、ポジティブに連鎖反応をつづけるような、軽快そのものだった。

まさに、美しい質実剛健サッカー・・

とにかく、攻守ハードワークとリスクチャレンジあふれるダイナミズムは、素晴らしいの一言。

そのコア要素だったのが、言うもでもないけれど、優れた、ボール奪取プロセス(守備)の実効レベルだったっちゅうわけだ。

とにかく、誰もサボらない。

そう、全員が、次、その次の「仕事」を、積極的&攻撃的、そして主体的に(!!!)探しまくるんだよ。

わたしは、主体性プレーと呼ぶけれど・・

とにかく、これだけ、一人の例外もなく、全力で、仕事(≒攻守ハードワークとリスクチャレンジ)を探しつづけるチームを創りあげた、監督のミヒャエル・スキッベには、称賛と拍手しかない。

Danke Michael für Japanische Fußball…!!!

とにかく、「それ」があるからこそ・・

積極的&攻撃的なボール奪取プロセス(守備)を、高効率で、機能させつづけられる。

また・・

後半になって、トルガイと交替した、「あの」スーパー組織プレイヤー満田誠。

もちろん、攻守ハードワークとリスクチャレンジあふれる、素晴らしい主体性プレーを魅せる。

その、満田誠だけれど・・

スリーバックだからこそ、攻守にわたる効果レベルが「倍増」した感のある、サイドゾーンで、目立ちに目立ちまくるんだよ。

特に、東俊希が、ダイレクトでブチ込んだ5点目シーン。

右サイドバック(ウイングバック)に入った、新井直人。

ボールを奪った彼は、その右サイドのタテの決定的スペースへ走り込んだ満田誠へ・・

素晴らしくクリエイティブな、浮き球のタテパスを、送り込むんだ。

そして満田誠は・・

その右サイドの決定的スペースで、タメにタメてから、逆サイドのファーポストスペースへ走り込んだ、東俊希へ、まさに「量ったような」決定的サイドチェンジ・クロスを送り込むんだよ、

もちろん、東俊希の左足が、ダイレクトで振り抜かれたコトは言うまでもない。

ここで特筆だったのが・・

このゴールに絡んだのが、右サイドのウイングバック新井直人、そしてシュートを決めたのが、左サイドのウイングバック、東俊希だったという事実。

サンフレッチェは、スリーバックの、一つの「利点」である、サイドゾーンの効果的な活用を、これ以上ないカタチで、デモンストレーションしたんだ。

要は、サンフレッチェが、サイドゾーンでの、タテのポジションチェンジを、とても効果的に、活用しまくっていたっちゅうコトね。

イイネ~・・

ということで、この結果、ミヒャエル広島サンフレッチェが、再び、リーグトップに躍り出ただけじゃなく、「あの強い」ヴィッセルも、勝ち点1の差で、3位につけた。

面白くなってきたね~・・

あっと、次節では、リーグトップのミヒャエル広島サンフレッチェが、「超絶の徹底(戦術)サッカー」を迎え撃つんだっけ。

いまから、楽しみだね・・