2024_J1_第7節・・城福浩ヴェルディは、美しい質実剛健サッカーを志向する、ホンモノの進化&深化を魅せている・・(ヴェルディvsレイソル、1-1)
レビュー
フム~~ッ・・
相手は、「アジアの壁」という称号を欲しいままにした「あの」井原正巳が率いる、調子が高みで安定しているレイソルだからね。
そんな強い相手に対して、こんな立派なサッカーで勝負できたコトには、殊更のコノテーション(言外に含蓄される意味)が内包されている。
そう、城福浩ヴェルディのサッカーが、「ホンモノ」へ向かって、まっしぐらなんだ。
もちろん、その絶対ベースは、言わずもがなの、ボール奪取プロセス(守備)。
1人の例外もなく、全員が、クリエイティブに、しっかりと関わりつづけている。
特に、素早く効果的な攻守の切り替え(トランジション)・・
全員が、「あっ、ヤバイ、あそこで(ボールを)奪われそうだ・・」で、次の守備アクションに入っている(イメージング的な準備にはいっている!?)と感じる。
そんな、鋭い「感性」は、彼らの「意識と意志パワー」の為せるワザ。
そして、そんな、実効レベルの高い「主体性プレー」こそが、プロコーチ城福浩の「優れたウデ」の証明っちゅうわけだ。
もちろん、それ以外の、ボール奪取プロセス(守備)ファクターでも、主体的な「意志」が、光り輝きつづける。
特に、予測イメージングとも言える、最後の半歩というファクター。
全員が、積極的&攻撃的に、仕事を探しまくっているからこそ、ボール奪取プロセス(守備)におけるチーム統一感が、機能しまくっているわけだ。
そして、だからこそ、最終勝負スボットにおいて「も」、最高の「実効レベル」を光り輝かせられる。
まあ、同点に追いつかれてしまったし、後半は、攻め立てられる時間帯もあったけれど・・
でも、細谷真大のスピード感あふれる個の突破や、マテウス・サヴィオのスキルフルな仕掛けは除いて(!?)、レイソルに「やられた」ってな印象は、皆無だった。
そう・・
特に前半は、レイソルを圧倒したし、少し押し込まれる時間帯があった後半でも、結局は、互角の「内容」だったんだよ。
あっと・・
城福浩ヴェルディのキャプテン、森田晃樹。
攻守にわたって、ものすごい意識と意志パワーで、仕事を探しまくる主体性プレーをブチかましつづけた。
ホントに、心からのレスペクトをおくりますよ。
彼は、城福浩にとって、掛け替えのないスーパー・パーソナリティー(グラウンド上のパートナー!?)だろうね。
というわけで彼は、城福浩にとって、ラッキーこの上ない天からの授かり物っちゅうわけだ。
あっと・・
もう一年も一緒にやっているからこその相互信頼の醸成というバックボーンも含めてネ。
難しいんだよ、本当の意味のチームリーダーを育てるっていう作業は。
才能に恵まれていても、決して、チームワーク(攻守ハードワークとリスクチャレンジ)を、疎(おろそ)かにしない、グッド・パーソナリティー。
そんな、森田晃樹に、乾杯っ!!
そしてわたしは・・
これからヴェルディが「追求」を深めていくであろう、本格的な「進化&深化」への期待を、噛みしめているのであ~る。