2024_ ナデシコ・・オリンピック予選(その2)・・こんなギリギリの勝負だったからこそ、暑さにやられたサウジでの第一戦とおなじように、このゲームでも(その 終盤の勝負所での!)池田太の「采配」が、光り輝いていた・・(なでしこvs北朝鮮、2-1)
これは・・
もう、「手に汗にぎった・・」なんていう表現じゃ、足りない。
最後の最後まで・・
まあ、書くまでもないか。
それにしても・・
これだけのプレッシャーのなかで、何度も、冷や汗のミスを犯しながらも・・
しっかりと味方のミスを、カバーし合った池田太ナデシコに対して、心からの称賛と感謝の拍手をおくります。
DPRKの猛女たち・・
彼女たちが、どんなタイプやレベルのプレッシャーを感じていたのかは、知らない。
それでも・・
彼女たちが放散しつづけた、「勝ちたい、勝たなければ」という「オーラ」は、レベルを超えていた。
ところで、このゲーム・・
池田太は、熊谷紗希をセンターに据える、スリーバックで臨んだ。
大正解だったと思う。
何せ、DPRKの猛女たちは、ガンガン、放り込んでくるだけじゃなく、ガムシャラに、タテへ「突っ込んで」いくからね。
まず「そこ」を、はね返さなきゃ、どんどん、ナデシコの雰囲気が、不安定になっちゃう。
はね返す・・!?
いやいや、単純に「蹴り返し」たって、すぐにまた攻め込まれちゃうのがオチ。
だからこそ、熊谷紗希の「落ち着いた」ゲームメイクと、リーダーシップが大事だったんだよ。
もちろん、DPRKの猛女たちは、「放り込み」だけじゃなく、タテパスから、スピーディーなカウンターもブチかましたり、超絶パワーの勝負ドリブルをブチかましたり。
だからこそ、長野風花と熊谷紗希の「タテのコンビネーション」や、長谷川唯を中心にしたミッドフィールダーたちの、ボール奪取プロセス(守備)でのガンバリが、効いてくるんだよ。
もちろん、中央を固める、熊谷紗希を「コア」にする堅牢なスリーバックも含めてネ。
だからこそ、忠実でダイナミックなチェイス&チェック(寄せ)が、殊の外うまく、功を奏したんだ。
とはいっても・・
そう、後半になってからは、疲れから、チェイス&チェック(寄せ)の勢いは、明らかにダウンした。
特に、かなり「危ない雰囲気」に支配されていた最後の数分間は、観ているコチラも、身体を硬くせざるを得なくなったモノさ。
でも・・
そこで、またまた、池田太が、効果的なゲームマネージメントを、ブチかますんだ。
そう、古賀塔子と、植木理子を、グラウンドへ、送り込んだんだ。
特に植木理子の、最前線からのチェイス&チェック(寄せ)は、効いたと感じていた。
そこでのナデシコは、疲れから、「寄せ」のダイナミズムが、目に見えて減退していたからね。
そこに、フレッシュな「チェイサ-」が、「元気」を注入したっちゅうわけだ。
「あの」DPRKの猛女たちも、すこし面食らっていたっけ。
そんなふうに、勝負の流れを「引き寄せた」池田太の「采配」には、拍手しかない。
そう、猛暑サウジでの第一戦の選手交代も、そうだった。
そのときは、ナデシコの「屋台骨」とも言える、熊谷紗希と長野風花を、交替させたんだよ。
そして、わたしの眼には、その交替こそが、「暑さ」にやられていた、ナデシコ中盤の「パフォーマンス崩壊」を、ギリギリで抑制したって映っていたんだ。
とにかく、良かった。
ちょっと疲れた。
テーマは、ボール奪取プロセス(守備)のやり方にしても、人とボールの動きに代表される、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも、いろいろあったけれど・・
今日は(も!?)、こんなトコロでご容赦あれ。