2023_ACL決勝の2・・素晴らしい闘いを魅せた我らが浦和レッズ・・あなた方には、「アジア・チャンピオン」という称号が、ふさわしい・・(レッズvsアル・ヒラル、1-0)

やった~~っ!!!

よしっ、よしっ、よしっ、よしっ・・

それでも最後は、「フ~~~ッ!」ってな感じで、力が抜けた。

とにかく・・

あまり経験したことがない、特別なテンション(緊張感)だったんだ。

もちろん、ゲーム展開についてだよ、ゲーム展開。

オイルマネーで世界中から「才能」を集めている(国内選手は、全員が代表プレイヤーたち!)アル・ヒラル。

皆さんも観られたとおり、彼らは、優れた「個の才能」を前面に押し出すような戦い方をブチかましてくるんだ。

そう、第1戦と同様にね。

そんなスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)は、「読みやすい」から、あまり怖くない!?

いやいや・・

いくら、戦術的に、稚拙なスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)だって・・

(偶発的に!?)一瞬「空いたスペース」から、ドカンッってな感じのミドルシュートをブチかましたり、危険なクロスを送り込んだり。

たしかに、戦術的に「ハイレベル」なスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)じゃない。

それでも、そこは、不確実なファクターが満載のサッカーだから、何が起きるか分からない。

だからわたしは、最後の最後まで、お恥ずかしながら、ドキドキだったっちゅうわけさ。

それでも、そんな不確実なサッカーだからこそ(!?)・・

我らが浦和レッズが、最後まで、まったく「闘う意識と意志」をダウンさせることなく、最高の「集中力」で闘い切ったコトは、特筆の称賛に値するんだよ。

「あの」ホセ・カンテだって、ボール奪取プロセス(守備)で、最前線から、しっかりと爆発し(=フルスプリントのチェイス&チェック=寄せ)ていた。

彼も、そこでの、極限のテンションを、敏感に、感じていたっちゅうコトなんだろうね。

だから、攻守にわたって、爆発的な主体性プレー(フルパワー!)を魅せる場面もあった。

どうなんだろうね、ホセ・カンテ。

わたしは、彼のポテンシャルについては、まだまだ、クエスチョンマーク満載なんだ。

要は、意識と意志パワー(=主体的な攻守ハードワークとリスクチャレンジの内実)について、まだまだ、疑問符の方が先に立つっちゅうコトさ。

でも、このゲームでは、わたしの評価が、少し上向いたのは確かな事実だった。

とにかく・・

このゲームでは、マチェイ浦和レッズ全員が、まったくサボらず、攻守にわたって「爆発」しつづけていたっちゅうコトが言いたかった。

それは、日本サッカー界に、勇気エネルギーを流し込むのに十分なパフォーマンスだった。

そう、この瞬間、浦和レッズは、日本サッカーの「アイデンティティ」になったんだよ。

いつも書いているけれど・・

わたしは、アイデンティティを、「誇りのリソース」って定義するんだ。

何せ、サッカーは、人類史上で、最高パワーを秘める「異文化接点」だからね。

だから、この成果は、すぐにでも、世界中に波及する。

たしかに、いま、日本スポーツ界の最高アイデンティティは、何といっても、大谷翔平でしょ。

でも野球は、「構造的」に、個人競技だからね。

だから私は、ホントに、よかったって思っているのサ(笑)。

でも今日、この時点では、なんといっても浦和レッズが、「日本スポーツの最高アイデンティティ」という称号を、欲しいままにしていたのは、誰もが認める事実だと思う。

浦和レッズが、日本サッカーに為した、有形、無形の「価値」は、計り知れないんだよ。

同じ日本のサッカー人として、彼らに対して、心からの称賛と感謝の拍手をおくります。

さてゲーム内容についてだけれりど、やっぱり・・

第1戦で表現したように、ボール奪取プロセス(守備)での、ものすごくハイレベルな忍耐力、調整力が「モノを言った・・」ってな表現に落ち着きそうだね。

その第1戦コラムでは、二つのテーマに集中したっけね。

一つは、レッズが魅せつづけた、粘り強いボール奪取プロセス(守備)。

そして、個の能力に頼り切るアル・ヒラルの、低次元のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)。

レッズのボール奪取プロセス(守備)は、高質な、戦術理解がベースになっているんだ。

一つひとつのグラウンド上の現象を観ていれば、いかにレッズ選手たちの、最後の半歩(予測能力)というファクターが高いレベルにあるかが分かる。

そう、彼らは、アル・ヒラルの、次の仕掛けプロセスが、しっかり「見えて」いたんだ。

もちろん、前述したように、不確実なサッカーだから、ピンチシーンは、どうしても発生しちゃう。

それでも今日のレッズは、西川周作先生をはじめとした「優れた経験」が、存分に活きていた。

あっと・・

もちろん、ダブルボランチ(岩尾憲&伊藤敦樹)と最終ラインの、さまざまな意味合いを内包する「イメージング・コンビネーション」が素晴らしかったコトは言うまでもないし・・

最前線の4人(興梠慎三、小泉佳穂、大久保智明、関根貴大)が魅せつづけた、攻守にわたる、積極的&攻撃的にハードワークを探しまくる「主体性プレー」に対しても、称賛の拍手しかない。

とにかく、ホント、よく闘った。

あなた方には、「アジア・チャンピオン」という称号が、相応しい。

ホントに、おめでとうございました。