2023_J2_ 第5節・・城福浩ヴェルディには、「主体性」をベースに、このまま、発展をつづけて欲しい・・その絶対ベースは、攻守ハードワークとリスクチャレンジ・・ それがあるからこそ、相互信頼のレベルも高揚する・・(藤枝vsヴェルディv、0-5)

城福浩ヴェルディ・・

彼らは、さまざまなコノテーション(言外に含蓄する意味)を内包する、良いサッカーを展開しているじゃないか。

そんな彼らの進化&深化・・

その絶対ベースは、言わずもがなの、優れたボール奪取プロセス(守備)。

でも彼らは・・

前からプレスを、間断なく(ヤミクモに!?)ブチかますのではなく・・

あくまでも、「行くトコロ」と「待つトコロ」を、とてもクレバーに、コントロールする。

もちろん、「行く」ときは・・

爆発的なチェイス&チェックを合図に、周りのチームメイトとの「連動スイッチ」が入る。

そんな、スマートで効果的な「メリハリ連動性」が、心地よい。

これも、城福浩がリードする、「イメージング共有」トレーニングの、賜物っちゅうコトだ。

城福浩は、「奪いにいく守備」という志向イメージを語っているらしいけれど・・

たしかに、積極的にボールを奪いには、行っている。

でも私の眼には、クレバーな「メリハリ連動性」の方が、目立つのさ。

対する藤枝・・

彼らも、能力のあるプレイヤーを抱えている。

それでも、ボール奪取プロセス(守備)での、「イメージング連動性」は、まだまだ。

だから、積極的に仕掛けていった後の、ディフェンス組織の再構築に、課題をかかえている。

互いのポジショニングバランスを整える・・という意味合いではなく、チェイス&チェックと、マーキング&カバーリングの連動性に、課題が、見え隠れするんだ。

たぶん・・

ボール奪取プロセス(守備)に入ったときの(入る直前からの!!)、イメージング共有が、まだまだ、うまくいっていないっちゅうコトなんだろうね。

だから、次、その次の相手ボールホルダーを(イメージング的に!)捉えきれずに、フリーにしてしまうシーンが連続したっちゅう印象が残った。

後半・・

藤枝は、もちろん、全力で押し上げていった。

そして、たしかに何度かは、決定的スペースを攻略するような(可能性のあるシュートを打てそうな!?)シーンは、創りだした。

それでも、城福浩ヴェルディが効果的にブチかます、守備での「最後の半歩」が、殊の外、うまく機能していたって感じた。

最後の半歩というファクター・・

そこには、決定的クロスやシュートを「ブロック」するだけじゃなく、相手の最終勝負アクションを、鋭い感性で、しっかりと「予想する」コトも含まれる。

そんな「イメージングの共有」でも、城福浩ヴェルディには、一日以上の長があるよね。

まあ、この試合は、彼らにとって、内容と結果が一致した「完勝」って言えるだろうね。

ところで・・

城福浩ヴェルディがブチ込んだ、2点目と3点目。

2点目は、阪野豊史のスーパークロスを、マークする相手の「視線を盗んで」走り込んだ梶川諒太が、素晴らしいヘディングシュートを見舞った。

また3点目は、右サイドで、うまくボールを持ち込んだバスケス・バイロンが、鋭いクロスを送り込み、これまた相手マーカーを翻弄した阪野豊史が、ヘディングシュートを、左隅に決めた。

ところで、クロス勝負・・

ここでは、クロスを送り込む選手と、最後のシューターとの「イメージング共有」の素晴らしさを採りあげないわけにゃ、いかない。

そう、彼らは、「ともに!!」、どのスボットで最終勝負をブチかますのか、明確にイメージできていたんだよ。

ホント、目の醒めるようなスーパー(コンビネーション)両ゴールではあった。

最後に・・

攻守にわたって、抜群の存在感を魅せつづけている、齋藤功佑。

レベルが高い「意識と意志とイメージング」をベースに、攻守にわたって、素晴らしい「主体性プレー」をブチかます。

ホント、頼りになる選手だ。

とにかく・・

城福浩ヴェルディには、「主体性」を絶対ベースに、このまま、発展をつづけて欲しい。

絶対ベースは、攻守ハードワークとリスクチャレンジだよ。

それがあるからこそ、相互信頼のレベルも、停滞することなく高揚しつづける。

そう、大いなる目標に向かってね。

楽しみだね~・・