2025_ACL の13・・ラウンド16第2戦・・長谷部茂利フロンターレが、実力の「差」を、具体的なグラウンド上のプレー内容で「表現」してくれたことに、同じサッ カー人として、心からの称賛と感謝の拍手をおくる筆者なのであ~る・・(フロンターレvs上海申花、4-0 )

昨日の、マリノス勝利コラムでは、人とボールの動きと、そのリズムについて書いた。

ということで、この長谷部茂利フロンターレについては・・

スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)での、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションを採りあげようかな。

要は、全体的にイニシアチブを掌握するフロンターレが、しっかりとゴール機会「も」創りだすなど、上海申花を、圧倒したんだよ。

それは・・

そう、しっかりとスペースを攻略しつづけられていたからこその成果。

スペース攻略・・

その意味は、いつも書いているように、ある程度フリーなボールホルダーを創りだすこと。

それも、相手ゴールに近いゾーンでね・・

もちろん理想は、相手最終ラインのウラ(GKとの間スペース)で、ある程度フリーなボールホルダーを創りだすことだよ、言うまでもなく・・ね。

そんな、最終勝負プロセスの内実メカニズムで、長谷部茂利フロンターレに、まさに、一日以上の長があったっちゅうことさ。

だから今日は、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)での、KFSを、深掘りしようと思ったのさ。

KFS = Key Factor for Success・・

まあ、端的に言えば、決定的なフリーランニングを仕掛けるチームメイトに、相手ディフェンダーのイメージングを「超越する」スペース・スルーパスを送り込めるかってなテーマだね。

その、相手の守備イメージングを欺(あざむ)くためには、彼らの「最後の半歩ファクター(読み)」の逆を突かなきゃいけない。

いや、もっと言えば・・

そう、相手に、「ヤツらはここを狙っているっ!!」って思わせ、その逆を取るのが、理想だね。

とにかく、相手の守備アクション(イメージング)の、逆を突くためには・・

しっかりと、相手の逆を取るように人とボールを動かさなきゃいけない。

このコラムでは、その絶対ベースの一つである「ボールの動きのリズム」には入っていかない。

そうではなく・・

組み立てリズムでは、「素早く、大きく」という大原則をキープしながら・・

相手ディフェンスが、予想(イメージング)できない(!)ボールの動きが、肝心なんだ。

ということで・・

そう、自分たちのイメージングを信じて「構える」相手ディフェンスを振り回せるのは、やっぱり・・

ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションしかないんだよ。

その視点で、長谷部茂利フロンターレには、一日以上の長があるんだ。

人とボールの動きと、その優れたリズム・マネージメントがあるからね。

だから、ワンツー&スリーってな「連続リズム」の、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションが、殊の外、危険なニオイを放つわけさ。

実際・・

決定的スルーパスにしても、決定的クロスにしても、その前段階でのボールの動きに「ダイレクト」が入れば、常に、決定的パスやクロスに、余裕が生まれるんだ。

そして・・

そう、その「一瞬の余裕」こそが、相手ゴール前に突っ込んでくるフィニッシャーに「も」、突っ込むときのアイデアなど、余裕を与えるっちゅうわけだ。

とにかく・・

長谷部茂利フロンターレが、実力の「差」を、具体的なグラウンド上のプレー内容で「表現」してくれたことに、同じサッカー人として、心からの称賛と感謝の拍手をおくる、筆者なのであ~る。

へへっ・・