2024_J1_第34節・・城福浩は、ホントに素晴らしい仕事をつづけている・・対するレッズ・・根本的な「何かの改善」に、本格的に手を付けなきゃ、手遅れになるかも・・(ヴェルディvsレッズ、2-1)
レビュー
タイムアップの後・・
すぐに、前節コラムを、読み返し、ため息をついていた。
「あれ」から、既に、2週間も、経ってしまったのか~~・・ってね。
そこじゃ、レッズの、プレー姿勢(意識と意志の内実)に、大きな改善の跡は、見られなかったんだ。
あのネ・・
サッカーの全体ダイナミズムを高揚させるための、唯一の方策は、とにかく、ボール奪取プロセス(守備)の熱量をアップさせるコトなんだよ。
それも・・
最前線からの、チェイス&チェック(寄せ)の内実が、大事。
それが機能すれば、次、その次で、より効果的に、局面デュエルに、持ち込める。
その、忠実で力強いチェイス&チェック(寄せ)だけれど・・
それは、もちろん、プレイヤー個々の「意識と意志ポテンシャル」を、如実に投影する。
そして、この日のレッズは・・
そんな、もっとも分かりやすいグラウンド上の「指標」が、前節同様に、低迷の極みだったんだ。
彼らのボール奪取プロセス(守備)が、ヴェルディの後塵を拝しつづけるのも道理。
それにしても、城福浩は、素晴らしい仕事をしているじゃないか。
今シーズンのヴェルディのパフォーマンスを観ていれば、その確かな事実にクエスチョンマークを付ける輩は、いないに違いない。
まあ、逆から言えば・・
ヴェルディのパフォーマンスが、あまりにも素晴らしかったことで、(それに圧倒された!?)レッズが、自らの「闘う意志」を、効果的にモティベートできなかったとも解釈できる!?
それは分からないけれど・・
とにかく、この日のレッズ選手たちの「闘う意志の熱量」が、プロとしての必要条件に足りていなかったのは、確かな事実だったと思う。
あっと、チェイス&チェック(寄せ)だけれど・・
それは、もちろん、最前線からスタートしなきゃいけない。
それがあるからこそ、周りの「連動アクション」にも、火が入る。
まあ、最前線だけじゃなく、2列目、両翼、そしてボランチでの、チェイス&チェック(寄せ)&次のボール奪取勝負アクションの「連動性」が、重要だとも言える。
とにかく、レッズについては・・
二試合もつづけて、こんな「体たらく」を見せつけられ、ちょっとショッキングではあった。
とにかく、選手たちは、アナタ任せで、自分から仕事(攻守ハードワークとリスクチャレンジ)を探そうとしていない。
そんなプレー姿勢じゃ、いまの「ドツボ」から抜け出すなんてコトは、夢のまた夢。
あっと、そういえば・・
一つだけ、ポジティブな現象があった。
そう、サミュエル・グスタフソン。
彼の、ボール奪取プロセス(守備)における貢献度は、まあ、そこそこ。
それでも、ボールを奪い返してからの、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)では・・
もう、誰もが、彼の、効果的で美しいプレー内容に、心奪われたと思う。
彼の、シンプルな「人とボールの動きのリズム・マネージメント」は、素晴らしいの一言だったんだ。
そんなだったから・・
チームメイトの誰もが、ボールをもったら、サミュエルを探すのも、道理。
彼らは、サミュエルにパスを回し、動くんだ。
そしてそこに、ピタリと、次のパスが、送り込まれる。
そりゃ、人とボールの動きの「リズム」が、創造的にアップしつづけるのも自然な、成り行きだよ。
とはいっても、そんなサミュエルでさえ・・
この日の、レッズの最低パフォーマンスを相殺できなかったよな。
とにかく、レッズの選手諸君は・・
この二試合のパフォーマンスを反省し、今後は、積極的&攻撃的に、攻守ハードワークとリスクチャレンジを探しまくれるほどに、自らを鼓舞しなきゃいけない。
そう、攻守にわたる、最高の「主体性プレー」を、志向してね。