2024_ オリンピック・・この勝負マッチを通し、チカラを充実させつづけている、大岩剛ジャパン・・そう、勝負の大会のなかでの進化&深化こそが、ホンモノなん だ・・さて、次は、スペインだ・・(イスラエルvs日本U23、 0-1)

スーバーGK、小久保ブライアン・・

ゲーム立ち上がりは、勝たなければならないイスラエルが、攻勢をかける。

このチームには、U20世界選手権3位になったプレイヤーも、多く招集されている。

そう、基本的には、チカラのあるチームなんだ。

そんなヤツらが、全力を尽くして、攻勢をかける。

もちろん、その絶対ベースは、ボール奪取プロセス(守備)。

ヤツらは、ダイナミズムとスキルが充実した「前からプレス」をブチかましてきたんだよ。

そして、二度も、ゴール機会を創りだしてしまう。

まあ、組織ベースではなく、あくまでも「個人勝負ベース」ではあるけれどネ。

でも、ヤツらは、そんな「ゴリ押し」の仕掛けからでも、シュートまでいってしまうほど、気力が充実しているっちゅうコトだね。

でも、そこに立ちはだかったのが、我らがスーパーGK。

マリ戦とか、これまでの厳しいゲームでも、落ち着きとか、セービング、1対1での爆発力とか、最後のトコロで、抜群の存在感を発揮した小久保ブライアン。

このゲームでも、素晴らしいプレーを披露した。

あっと・・

ブライアンが魅せた抜群の存在感は、立ち上がりだけじゃなかったんだよ。

彼が魅せつづけた、「最後の瞬間に、奈落からチームを救い出す」、落ち着き払った「読み」からの爆発セービングは、もう、群を抜いていた。

そう、勝たなければならないイスラエルが、ゲーム終盤にブチかましてきたパワープレーでも、二度もつづけて、スーパー・セービングで、チームを救ったんだ。

素晴らしい・・

もちろん、守備ブロックは、前半立ち上がりや、終盤で、イスラエルに「シュートチャンス」を与えてしまったコトはされてしまったことは、反省材料ではあるけれど・・

逆に、それが、小久保ブライアンの才能を、光り輝かせたというポジティブ評価もある。

フムフム・・

そんなシーンを観ながら、考えていた。

・・やっぱり、大岩剛ジャパンのスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)では、ボールがないところで勝負を決められる(ゴール機会を創りだせる!)・・

・・それに対してイスラエルは、やっぱり、足許パスをつなぎながら、最後は「個の勝負」に懸けるばかり・・

・・この、組織で「も」勝負できるという感性は、もうすでに、世界レベルに達している!?・・

・・まあ逆に、個の勝負プレーという視点では、まだ課題も見え隠れしている!?・・

・・でもサ、大岩剛ジャパンがブチかます、究極の組織プレーともいえる、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションは、やっぱり、秀逸だよ・・

・・そう、決勝ゴールシーンのようにネ・・

要は、大岩剛ジャパンは、「組織と個のバランス」を、ハイレベル次元まで高揚させられているっちゅうコトだ。

そのバランスを、最高レベルで表現したのが、決勝ゴールシーン・・

・・右サイドでボールを奪い返した、大岩剛ジャパン・・

・・佐藤恵允が、中央の(交替出場した)藤田チマへの横パスを、送る・・

・・そこからの、ボールを持った藤田チマがブチかました、中盤スペースを「つなぐ」ドリブルが秀逸の極みだった・・

・・彼には、見えていた・・

・・自分が向ける「視線の先」に、イスラエル選手たちを集められているコトを・・

・・そう、そんな「視線フェイント」によって、最初に自分にパスを回した、佐藤恵允が、右サイドで、まったくフリーになっていることも、しっかりとイメージングできていた・・

・・そして、最後の瞬間・・

・・スッと、体勢を「右側へ切り返し」ながら、まったくフリーになっていた佐藤恵允がイメージングする、右サイドのスペースへ、タテパスを、流し込むんだ・・

・・それが、勝負の瞬間だった・・

・・わたしは、その必殺スルーパスが出された瞬間、鳥肌が立った・・

・・ジョエルは、なんてヤツ(キャプテン&攻守の要&スーパーなチャンスメイカー)なんだ・・

・・そう、ジョエルには、見えていた・・

・・そのスルーパスが出された瞬間、ゴール前の細谷真大が、最後のシュートシーンまで、イメージングできていることを・・

・・もちろん、勝負のラスト・グラウンダー・クロスを送り込む、佐藤恵允も・・

・・まさに、有機的な、最終勝負イメージングの「共有」・・

・・最後の瞬間の細谷真大の「動き」・・

・・藤田チマからのパスが出た瞬間、彼は、脇目も振らず動きつづけた・・

・・でも彼は、最後の瞬間、ピタリと動きを止めたんだ・・

・・そう、ラストクロスを、フリーで、ブッ叩くために・・

・・そして、そんな、複数人のイメージングが「有機的に連鎖」しつづけているなか・・

・・佐藤恵允が、中央ゾーンで待ち構える、細谷真大への、ダイレクト・ラスト・グラウンダー・クロスを、決めた・・

・・ここまで「振り回された」イスラエル守備陣は、まったくといっていいほど「脳内イメージング・プロセス」を機能させらない・・

・・そして、アタマ空白のなかで、トントンってな感じで「ステップを踏む」ばかり・・

・・そして、最後の瞬間、細谷真大の右足ダイレクトシュートが炸裂した・・

チト、「5秒間のドラマ」風に、書きつづってみましたよ。

へへっ・・

ということで、ゲーム全体からみれば・・

チカラのあるイスラエルに対しても、時間の経過とともに、一日の長を感じさせてくれた大岩剛ジャパン・・

そんな、ポジティブ評価ができる。

この勝利は、もちろん、とてもフェアに勝ちとったモノだ。

もう一つの「グループ最終戦」・・

そこで、日本と同等のチカラを秘めるマリが、パラグアイに、うっちゃられたことを知った。

その結果、マリは、勝ち点1の3位。

これで、彼らのオリンピックは、イスラエルとともに、終わった。

さて、その決勝トーナメント・・

日本は、日本時間、金曜日24時に、「あの」スペインと対峙する。

いまから、楽しみで、仕方ありません。