2024_J1_第5節・・いや、ホント、優れたプロコーチ長谷部茂利は、とても良い(勝負強い!)チームを創っているじゃないか・・でも終わってみれば、内容的に「順当」な結果ではあったけれど・・(レッズvsアビスパ、2-1)
レビュー
このゲーム・・
何にフォーカスしようか・・
やっぱり、まず・・
「とても勝負強い」長谷部茂利アビスパの、主体的で、クリエイティブ(創造的)な、ボール奪取プロセス(守備)を、まず採りあげたいね。
何せ・・
そう、アビスパ選手たちは、常に「次」を「予測」しながら、そこで必要とされる「仕事」を、主体的に「探し」つづけていたわけだから・・。
以前、レッズ監督だったドイツ人プロコーチ、フォルカー・フィンケが持ち込んだ、こんな表現があったっけね。
ボール・オリエンテッドなプレー(創造力!?)を磨け・・
要は、次、その次「ボールの動き」を、しっかりと考え・予測・描写し、「その勝負所でのデュエル」に、より実効レベル高く、絡みつづける・・っちゅうコトね。
そう、ボール奪取プロセス(守備)でも、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)においても。
たとえば、攻守の切り替え・・
自分たちがボールを失うと感じた、次の瞬間には、素早く「次のアクション」に入んだ。
だからこそ、効果的で素早い攻守の切り替えが可能になるし、ゲーゲンプレス(プレスバック)も、より効果的に、ブチかましていける。
微妙だけれど・・
長谷部茂利アビスパでは、そんな「主体的な予測イメージング」が、常に、脳内で回りつづけているって感じるのさ。
だからこそ・・
そう、チェイス&チェック(寄せ)、マーキング&カバーリング、協力プレスの集散などが、とても効果的&機能的に、動きつづけるんだ。
私は、そんな「機能」全体を、「最後の半歩ファクター」という言葉で、表現するわけさ。
まあ、局面デュエルでは、個々のフィジカル&スキル&サイコロジカル(気持ちの強さ)等が問われるわけで、このテーマとは、少し「外れ」るかもしれない。
とにかく・・
わたしは、長谷部茂利アビスパが展開した、「スマートな機能性あふれる」ボール奪取プロセス(守備)に、舌つづみを打っていたんだ。
あっと、マティアス・ヘグモ浦和レッズ・・
ホントに、よく逆転した。
相手は、前述したように、守備が、とてもハイレベルだからね。
もちろん、ゴール機会(攻撃&仕掛け)という視点では、レッズに、一日以上の長があったコトは、一目瞭然だけれど・・
それでも、アビスパの「最後の半歩ファクター」は、組織と個が、うまくバランスした、とても危険なレッズのスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)を、全体的には、うまく抑え込んでいたんだ。
あっと、レッズのボール奪取プロセス(守備)だけれど・・
その機能性は、いつものように、高水準だったよ。
でも・・
そう、マティアス・ヘグモ浦和レッズは、優勝争いをしなきゃいけないチームだからね。
もっと「余裕」をもって、守り、攻め上がって欲しいって感じていたのは、私だけじゃなかったでしょ。
あっ、そうそう・・
ここまで書いて、ハッと思いだすわけさ。
そう、リーグ全体のレベルが、とても「高次平準化」しているっちゅう、事実をね・・
そんな背景があるから・・
このところ、昔のように、サッカー内容に「大きな差」が目立ったり、大量ゴールを奪われて勝負がついてしまうってな「大雑把」なゲームは、少なくなっているっちゅうわけだ。
別な表現をすれば・・
そう、勝つことが、どんどん難しくなっている、昨今なんだよ。
だからこそ・・
微妙なトコロを支配することで、より良いカタチでボールを奪い返し、より効果的に、スペースを攻略できなきゃダメだっちゅうわけさ。
あっと、微妙なトコロ・・
ソコを支配するためにも、フォルカー・フィンケが言うところの、ボール・オリエンテッドなプレー(創造力!?)を磨かなきゃ、いけないんだよ。
素早く、具体的な「勝負イメージング」をアタマに描けるようになるわけね。
ボール奪取プロセス(守備)でも、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)においても。
たしかに、その「微妙なトコロ」は、これ以上、具体的に表現するのは難しい。
そりゃ、そうだ、これだけ不確実なファクターがテンコ盛りのサッカーだから・・さ。
だからこそ、「サッカー的な感性」を、もっと磨かなきゃいけないっちゅうわけだ。
そこで効果を発揮するのが、ビデオなどを駆使した、イメージトレーニングっちゅうわけだ。
へへっ・・