2023_ 日本代表(親善マッチ)・・この試合でも、「強さ」を体感させてくれた森保一ジャパン・・絶対ベースは、主体的な(!)ボール奪取プロセス(守備)・・そ う、美しい質実剛健サッカーを志向して・・(日本vsトルコ, 4-2)

前半の立ち上がり。

前からプレスをブチかますトルコに、かなりペースを握られた。

この「現象」を、どのように考えたらいいか・・

とても面白いテーマだよね。

もちろん、トルコが、(あのドイツに大勝を収めた!)日本に対して、最高モティベーションで、積極的&攻撃的に、「やり込め」にきたという見方もできる。

また、森保一ジャパンが、「落ち着いて」相手のチカラと「やり方」を体感しようとしている・・とも考えられる。

実際・・

トルコがゲームを支配しているように見えて、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)では、ほとんど、ゴール機会らしいチャンスは、創りだせなかったんだ。

逆に・・

ポゼッションで上回られるという状況を、「自分たちの主体性イメージング」によって、優位なカタチでボールを奪い返すことによるカウンターチャンスと考えるコトもできる。

日本は、トルコにボールを「もたせ」、より優位なカタチでボールを奪い返すという「やり方イメージ」でゲームに臨み、徐々にペースを奪い返していった!?

フムフム・・

ところで・・

このゲームペース掌握(イニシアチブ)というテーマだけれど・・

後半16分に、ユルドゥルムが、「3-2」となる「追いかけゴール」を決めてからの展開が、とても興味深かった。

そこから、日本の最終ラインが「引き過ぎ」る傾向が見えはじめたんだよ(まあ、それまでも全体的に、低かったけれどサ)。

別な見方をすれば、日本の前戦のチェイス&チェック(寄せ)が、勢いを失ったとも言える。

そして、トルコが、俄然ダイナミズムをアップさせ、危険なスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)をブチかましはじめたんだ。

何せ、1点差まで、日本を追い詰めたわけだから・・

危険なゲーム展開・・

そう、前半立ち上がりのように、意図した「抑え」が効いていたら、まったく問題なく、逆に日本にとってのチャンスになる。

でも、その「追いかけゴール」が決まってからのトルコは、まさに危険な「流れ」を、自分たち主体で創りだしたんだよ。

でも、そこで、森保一が、動くんだ。

そう、いまの日本の絶対的チームリーダーを、グラウンドへ送り出したんだよ。

キャプテン遠藤航。

そこから、目に見えて、最終ラインが、積極的に、高くポジショニングするようになった。

そして、中盤がコンパクトになったことで、日本が、イニシアチブという意味で「ペース」を奪い返しはじめたんだよ。

まさに、本物リーダーの面目躍如!?

まあ、実際にグラウンド上で、何が起きていたのかなんて、外野にゃ、分からないけれど・・さ。

へへっ・・

でも、にもかかわらず・・

そう、トルコも、黙っちゃいない。

何せ、差は「1点」だけだからね。

彼らは、それまでの「積極的&攻撃的ペース」を取り戻しながら、人数を掛けて、再び、押し込みはじめるんだ。

またまた、危険な雰囲気が・・

そんなコトを感じていた後半31分のこと。

「あの」伊東純也が、爆発する。

そう、「あれ」は、まさに「爆発」ってな表現が相応しい、タテへの突破ドリブルだった。

そして自身で、PKまで決めちゃう。

そして、その直後、森保一が、勝ち切るための最後の一手を打つんだ。

そう、「あの」スーパーディフェンダー、富安健洋を送り込んだんだよ。

そしてすぐに、彼は、危険なシチュエーションを、完璧に潰しちゃったりする。

ところで、このゲームでは、センター2列目に入った久保建英。

良かったネ~~

彼については、本日アップした、ドイツ戦コラム(その4)も、ご参照あれ。

このゲームでも、スーパーなトラップ&コントロールを絶対ベースに・・

危険な勝負ドリブルあり、素晴らしいラストパスやクロスあり、また、爆発シュートあり・・と、抜群の存在感を発揮した。

まあ、願わくば・・

日本が、前述した「あの」落ち込んだ雰囲気にとっ捕まったときに、それを「打破」できるようなリーダーシップを発揮して欲しかったけれど・・さ。

また、スーパーなキャノン先制ゴールをブチ込んだ、伊藤敦樹。

良かった・・

これで彼が、代表チームに定着できる可能性が、高まった!?

ということで・・

この試合で「も」、森保一ジャパンは、抜群の「強さ」を体感させてくれた。

強さ・・

もちろん、その絶対ベースは、ボール奪取プロセス(守備)にあり。

それが安定しているからこそ、両サイドのスピードスターも、持ち味を発揮できるし、人数をかけた組織的なスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)も、ブチかませる。

攻守にわたる「最高の主体性プレー」に支えられた、美しい質実剛健サッカーを志向して。

ガンバレ~、森保一ジャパン~~っ!!