2023_J2_第34節・・前半と後半の「ゲーム変化」を観ながら、不確実なサッカーだからこその、もっとも大事なマネージメント能力というテーマに思いを馳せていた・・(ヴェルディcvs山口、2-0)
良くなっているヴェルディ・・
選手たちも、その事実を、しっかりと体感できているって感じる(自信と確信の深化!)。
それこそが、これからの「ホンモノの勝負」に向けて、もっとも大事なポイントなんだよ。
そう、不確実なファクター満載のサッカーは、究極の「心理ボールゲーム」だからね。
気持ちと意志の「持ちよう」で、グラウンド上のプレー内容が、まったく別物になっちゃうんだ。
このゲームでも・・
前半は、まったく「手も足も出なかった」山口が、後半には、プレー姿勢が、まったく別物になり、サッカー内容も、大きくアップしたんだ。
エスナイデルの檄が効いた!?
もちろん、そこにゃ・・
2点をリードしていたヴェルディの「意識と意志パワー」が、すこし曇りはじめた・・という側面もある。
それでも、「上から下まで大きな差がないJ2」という観点からも・・
心が(ステレオタイプの戦術プランから!?)解放されたときには、ランキングでボトム範囲のチームだって、「これほど高質なサッカー」を展開できるんだよ。
ところで、この前半と後半の「様変わり」だけれど・・
やっぱり、その背景ファクターには、両チームの、ボール奪取プロセス(守備)があったと思う。
前半は、攻守ハードワークとリスクチャレンジ姿勢マンマンのヴェルディが、内容的に、山口を圧倒し、チャンスを創りだしつづけた。
でも・・
そう、後半は、失うモノが「ある」山口が、「このままじゃ降格圏にはいっちゃう!!」ってな感じで、攻守ハードワークとリスクチャレンジ姿勢を倍増させたんだ。
そう、攻守にわたる主体性プレーの内実が、大きくアップしたんだ。
主体的に、攻守ハードワークとリスクチャレンジを探しまくれるようになれば、そりゃ、美しい質実剛健サッカーに近づいていける。
ただ、少しでも、そうほんのチョットでも、「意識と意志パワー」がダウンしたら、今度は、最低の「受け身サッカー」に落ち込んでしまう。
このニュアンスを理解するコトが、とても大事なんだ。
そう、「ほんのチョットでも、消極的で受け身の姿勢」が見えた次の瞬間には、そのネガティブ・ヴィールスが、チーム全体に蔓延しちゃうんだよ。
前半の山口は、その立ち上がりに、積極的&攻撃的なボール奪取プロセス(前からプレス守備)をブチかまそうとしたけれど・・
逆に、ヴェルディに、その「前への勢い」の逆を突かれ、イニシアチブを握られながら、繰り返しゴール機会も創りだされちゃう。
自信がないから、仕事を探そうとせず、「アナタ任せ」の受け身プレーに終始する。
でも、そんな山口だったけれど・・
後半は、まったくの別人になってグラウンドに登場してくるっちゅうわけだ。
ホント、微妙だよね。
選手たちの「心の持ちよう」によって、プレー内容が、まったく違ったモノになっちゃう。
なんか、巷じゃ、「戦術論」がハバを利かせているようだけれど・・
そんな、どんな(カッコいい!?)戦術プランだって、それに「命を与える」のは、選手たちの「心」なんだよ。
だからこそわたしは・・
プロ監督は、戦術メカニズムに対する理解は当たり前として・・
その陰に隠れた、「もっとも大事な資質」としての「心理マネージメント能力」を、磨かなきゃいけないんだよ。
城福浩に、乾杯・・