2023_J2_第23節・・たしかに熊本にボールを握られる時間もあった・・でも、ゴール機会という視点じゃ、城福浩ヴェルディが圧倒した・・とにかくこの勝利は、「次の進化&深化」の礎になる・・(熊本vsヴェルディ、0-1)
フ~~ッ・・
疲れた。
ロスタイム94分の、熊本コーナーキック場面・・
(捨て身で!)上がってきた、熊本GK田代琉我が、爆発ヘディングをブチかました。
その瞬間、フリーズした。
でも・・
勢いよく飛んでいったヘディングシュートだったけれど、幸運なことに、ヴェルディGKマテウスは、正面でキャッチできた。
ラッキー・・
でも身体は、その後も、フリーズしたままだった。
何せ・・
後半の押し詰まった時間帯では、熊本の一方的な攻勢がつづいたわけだからネ。
まあ、たしかに・・
彼らのスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)のほとんどは、ヴェルディ守備のイメージングに抑えられちゃってはいたけれど・・
それでも、「あの」勢いで、ガンガン攻め込まれたら、何が起きるか、分からない。
それに、その時間帯でのヴェルディには、熊本の攻勢をはね返すだけのエネルギーは、あまり残っていなかったんだよ。
それでも、ヴェルディが魅せつづけた、「最後の半歩というファクター」は、たしかに立派だった。
それが、ダイナミックな熊本の仕掛けを、立派に抑え切って魅せた、骨子の要因だった。
最後の半歩というファクター・・
もう何度も書いているように、相手のシュートやラストスルーパス、決定的なラストクロスを「ブロック」するという物理的なプレーだけじゃなく・・
そこでは、(主体的な!!)予測というイメージング要素こそが、絶対的な主役なんだ。
だからこそ・・
そう、押し込まれた(ように見えた!?)城福浩ヴェルディだったけれど、最後のトコロでは、(ある程度の余裕をもって!?)クビの皮一枚を残せたっちゅうわけさ。
あっと・・
そんなイニシアチブを握られつづけたヴェルディだったけれど・・
それでも、二度、素晴らしいカウンターから、絶対的な「ゴール機会」を創りだしたっけね。
一つは、山田剛綺への、一発タテパスが決まったシーン。
最後のシュートは、相手GKの正面に飛んでしまい、好機を逃したけれど・・
そのカウンターシーンでは、山田剛綺の、ストライカーとしての「センス」が、輝いていた。
あっと・・
そういえば、前半にも、相手と競り合いながら、身体を投げ出した「ジャンピング・ボレー」で、完璧で見事なシュートをブチかましたっけね。
それもまた、彼のストライカー・センスが、一流であるコトの明確な証明だった。
あっと、もう一つのカウンターシーン・・
そこでは、右サイドの「クールな仕事人」、宮原和也が「起点」になった。
彼から、右サイドスペースへ流れた河村慶人へ、フィーリングにあふれた(クールな!!)タテパスが流し込まれたんだ。
そして受けた河村慶人が、そのままワントラップで、正確なクロスボールを、熊本ゴール前(ニアポスト勝負ネ)へ送り込んだんだ。
でも結局、走り込んだ甲田英將は、ヘディングで触れず、ボールは、そのままファーサイドゾーンへ転がっていった。
そして最後は、逆サイドから走り込んでいた、左サイドバックの深澤大輝が、フリーでシュートを放つんだよ。
誰もが、「あっ、やったっ!!」って身体を硬くしたはず。
でも、蹴られたボールが、熊本GK田代琉我の正面に飛んでしまい、万事休す。
そんな、こんなで・・
たしかに、イニシアチブは熊本に握られはしたけれど(前半の20分過ぎからのイニシアチブは互角以上にヴェルディが握った!)、ゴール機会という視点では、ヴェルディが上回った。
とはいっても、城福浩にとっては、イニシアチブを握られたコトには、忸怩たる思いはあった!?
ダゾン試合後インタビューでも、そのコトに触れ・・
・・まあ、先制ゴールを奪ったことで、ウチの選手が、すこし安定志向になってしまった点はあったかもしれない・・
・・でも、そこから、人数を掛けたカウンターを仕掛けられたというポジティブな面もあった・・
・・試合全体では、ゴール機会という視点で、ウチが上回っていたわけだから、その点も、高く評価したいと思う・・
・・なんてネ。
それにしても、冷静に分析できている名将、城福浩(あっ、当たり前か・・スミマセン城福さん)。
良いネ~~・・
さて、ということで、次の相手は、「あの」町田ゼルビアだぜ。
「これ」がもっとも勝てるサッカーだ・・ってな、超絶の「徹底(戦術)サッカー」をブチかましてくる相手を、どのように内容で上回るか・・
いまから、とても楽しみだね。