2023_J1_第13節・・いろいろな興味深いテーマ(出来事)がテンコ盛りの、エキサイティングな、動的せめぎ合いマッチだった・・(FC東京vsフロンターレ、2-1)

ものすごくエキサイティングで、魅力的な、せめぎ合い。

だからこそ、素晴らしい、サッカーの魅力プレゼンテーションでもあったと思う。

地上波での放送がなかったのは、とても残念だった。

まあ、この日曜日には、アントラーズvsグランパスのエキサイティングマッチが、エネーチケー地上波で、13時半から放送されるみたいだけれど・・ね。

それにしても、鬼木達フロンターレ。

一人、足りなくなってしまったけれど(後半7分に、脇坂泰斗がレッドを喰らった!)・・

そんな不利な状況にもかかわらず、最後の最後まで、ギリギリのチャレンジをつづけ、何度か、ドローに持ち込めるゴール機会までも創りだした。

その。まさに「爆発」と呼べそうな闘う姿勢に、脱帽だった。

ということで・・

このゲームでピックしたいポイントは、まず何といっても、ボール奪取プロセス(守備)の変遷。

まず、アルベル東京・・

彼らが、キックオフ直後からブチかましつづけた、積極的&攻撃的ボール奪取プロセス(守備)。

それには、「あの」フロンターレを、タジタジとさせられるだけのダイナミズムが溢れていた。

それだけじゃなく、アルベル東京は、次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも、とてもハイレベルなサッカーを魅せつづけるんだよ。

そこで彼らが魅せた、鬼木達フロンターレのお株を奪う、人とボールの動きの「高質リズム」。

要は、積極的&攻撃的にボール奪取プロセス(守備)を仕掛けられているから、高い位置でボールを奪い返せる。

そんな、ダイナミックな(前からの!)ボール奪取プロセス(守備)をブチかませているからこそ、つぎのスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも、より多くの「人数」を掛けられる。

攻守をスムーズに切り替えられているからこそ、次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)で、人とボールの動きの「リズム」を高揚させられるんだ。

何度アルベル東京が、これまたフロンターレを彷彿させる、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションを魅せつけたことか。

そして、そんな素早く、広く、創造的な「人とボールの動きのリズム」があったからこそ、うまくスペースを攻略できたっちゅうわけだ。

そして、「それ」が、見事にゴールにつながるんだ。

先制ゴールのシーン。

ある程度フリーでバスを受けた徳元悠平が、ダゾン解説の吉田達磨も言っていたように、まさに「射貫くようなキャノンシュート」をブチ込んだ。

見事っ!!

また2点目シーンでも、後方からオーバーラップしてきた徳元悠平が、完璧なスペース攻略パスを受け、そこから、ゴール前へ、理想的な「トラバース・ラストパス」を通した。

ゴールをゲットした安部柊斗の走り込みと、スライディングシュートは、見事だった。

ということで、徳元悠平は、ゴール&アシストと、全ゴールに絡むヒーローになった。

ところで・・

アルベル東京が、前半にブチかました、積極的&攻撃的ボール奪取プロセス(守備)。

そこでのキーポイントは、何といっても、選手たちのイメージシンクロ連動性だった。

チェイス&チェック(最初の寄せアクション!)に合わせ、その周りでブチかましつづける、マーキング(インターセプト狙い)やカバーリングの連鎖。

「あの」フロンターレの、人とボールの活発な「動き」を、しっかりと読み、次、その次ってな感じで、ボール奪取プロセス(守備)の輪を、縮めてしまうんだよ。

まあ、とはいっても・・

フロンターレ脇坂泰斗がレッドを喰らい、FC東京が「数的に優位」にたってからは・・

そう、今度は、鬼木達フロンターレが、FC東京を、数段上回るダイナミズムで、ボール奪取プロセス(守備)をブチかましつづけたんだ。

そうなんだよ・・

相手チームに退場者が出たときは、数的優位に立ったチームには、逆に、「悪魔のワナ」が待っているモノなのさ。

不確実な要素が満載のサッカーは、究極の心理ボールゲームだからネ。

そしてゲーム全体としては、どちらが数的に優位なチームか、分からなくなっていく。

とても、面白く、興味深い現象ではあった。

ということで私は・・

冒頭に書いたように、鬼木達フロンターレが、素晴らしくトレーニングされた強いチームだって、心から感心していたっちゅうわけだ。

とにかく・・

そんな、とても興味深いテーマ(出来事)が満載の、エキサイティングな、動的せめぎ合いマッチだったんだ。

両チームの選手諸君、監督に対して、同じサッカー人として、心からの称賛と感謝の拍手をおくります。

あ~~、面白かった。