2025_J1_第30節・・アントラーズが魅せた、強烈な意志が凝縮したチェイス&チェック(寄せ)は、印象的だった・・(レッズvsアントラーズ、0-1)
両チームともに・・
ものすごいハイレベルな「闘う意志」が、最後の最後まで、ぶつかり合った。
両チームともに、エネルギーの最後の一滴まで、絞り出したんだよ。
日本サッカーにとって、素晴らしいプロモーション。
同じサッカー人の一人として、両チームに対し、心からの称賛と感謝の拍手をおくります。
そんな、エキサイティングマッチではあったけれど・・
そう、やっぱり、勝敗を分けた背景には「何らかのバックボーン」はあった。
例えば・・
両チームが、忠実に、そしてダイナミックにブチかまい合った、チェイス&チェック(寄せ)。
アントラーズOBで、エネーチケー解説を担当した鈴木隆行にとっては、不満が募るシーンもあったんだろうね。
最前線からのチェイス&チェック(寄せ)が甘いとか・・サ。
・・もっと最前線がしっかりと追いかけなきゃ・・
・・それが十分じゃないと、正確な前線フィードパスを出されちゃう・・
そんな鈴木隆行のコメントを聞きながら、こんな逆のコトを思っていた。
そう、私の印象は、アントラーズの最前線からのチェイス&チェック(寄せ)が、素晴らしかったというモノだったんだよ。
特に、鈴木優磨。
もちろん、常に、全力で追いかけ回すってワケじゃない。
そうではなく、状況を観ながら、「ここがチャンスッ!!」って感じた瞬間には、自然と、足が動いている(全力スタート!!)ってな感じ。
それが、決勝ゴールを生み出した。
あっ、そうか・・
不満コメントを出した鈴木隆行は、センターフォワードをつとめた現役時代、まったく休むことなく、鬼の形相で、相手ボールを追いかけ回したっけね。
それは、相手ボールホルダーや、次のパスレシーバーをしっかりとイメージングした、ものすごく忠実でダイナミックな、最前線での守備ハードワークだったんだ。
だからこそ、彼は、いまでも「師匠」ってな敬称で、呼ばれている。
そんな鈴木隆行だったから、前述したように、「ボール奪取チャンスが薄い」シチュエーションであったとしても、緩い「寄せ」には、我慢ならなかったということか。
フムフム・・それは、よく分かるヨ、師匠。
でもサ・・
そう全般的には、鈴木優磨だけじゃなく、チャブリッチとかレオ・セアラにしても、多くのシーンで、「自分の感性に突き動かされるように」全力でのチェイス&チェック(寄せ)をブチかましていたという印象が強いんだ。
その勢いは、レッズ後方での人とボールの動きと、そのリズム・マネージメント(要は、組み立てのスタート段階ネ)を、大いに悩ませていたよ。
だからこそアントラーズは、そんな忠実ディフェンスアクションによって、一つ、二つの、まさに決定的といえるゴール機会まで創りだした。
とにかく・・
私の眼には、チェイス&チェック(寄せ)というテーマでは、アントラーズに、一日の長があったって映っていたんだ。
それに、アントラーズは・・
ボール奪取プロセス(守備)だけではなく、最終勝負シーンでの、守備イメージング(最後の半歩というファクター)でも、存在感バチバチだったじゃないか。
研ぎ澄まされた感性によって、瞬間的に脳裏に浮かぶ「最後の半歩イメージング」。
そんな「危急状況の予測」が、ギリギリのカバーリングや最終勝負アタックを生み出す。
あっと、もちろんレッズも・・
前戦からのチェイス&チェック(寄せ)だけじゃなく、最終勝負シーンでの「最後の半歩というファクター」でも、とてもハイレベルではあった。
例えば、レオ・セアラのダイレクトシュートを、後方から「寄せて」ブロックした、マリウス・ホイブラーテンの、ギリギリのスライディングとかネ。
さて~~・・
今日は、これ以上、他のテーマに入っていかないことにしよう。
入れ込んで観ていたから、とても疲れてしまったっちゅう、体たらくの筆者でした。
まあ、何か気づいたら、またレボートするかもしれないけれど、今日は、こんなところです。
あっと、リーグ優勝争い。
まだ8試合も残っている。
そう、まだまだ、何が起きるか分からないんだよ。
マチェイ浦和レッズにしても、今日のような立派なサッカーを継続していれば、必ず、どこかでチャンスがめぐってくるはず。
辛抱強く、強い「意志」をもって、これからも闘いましょう。