2025_J1_第24節・・例によって、神様スクリプトが、猛威をふるった勝負マッチではあった・・(アントラーズvsレイソル、3-2)
ア゛~ッ!!
アントラーズ決勝ゴールがブチ込まれる瞬間、そんな頓狂な声が出た。
とにかく、それは、ドラマチックこの上ない結末ではあった。
それは、まさに神様スクリプト・・!?
わたしは、サッカーの根源ファクターを、次の五つに分けている。
フィジカル、テクニカル、タクティカル、サイコロジカル、そして、神様スクリプト。
その神様スクリプトについては、偶然と必然が交錯するグラウンド上の現象っちゅう表現も使われるらしいけれど・・
でもわたしは、想像を超えたグラウンド上の現象について、偶然や必然という「半ロジック要素」なんて、関係ないって思っているんだよ。
何せ、人は、5メートル先の、GKがいない相手ゴールを前にして、シュートを「ふかしたり」しちゃうワケだからサ。
あっと、ゲーム・・
まず、アントラーズが・・
レオ・セアラの、まさに「スーパー」なミドル弾、そしてフリーキックからの植田直通のヘディングゴールで、アントラーズが「2-0」のリードを奪ってしまう。
前半5分と、39分のことだ。
でもリカルド柏レイソルは、そんな逆風をモノともせず、攻守の「勢い」を、どんどん増幅させる。
そして、前半43分には、小屋松知哉が、追いかけゴールまで決めてしまうんだよ。
そんな、レイソルの「増幅した勢い」だけれど・・
その絶対ベースは、攻守にわたる、ボールがないところでのアクションの優れた量と質だった。
とにかく、選手個々が、攻守にわたって、仕事(ハードワーク)を、主体的に探しまくっているんだ。
そして、後半も、そんな、レイソルの「勢い」は、どんどん加速していくんだよ。
レイソルがブチかます、大迫力のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)・・
でもわたしは、そんなレイソルの、優れたスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)を観ながら、逆に、こんな、ネガティブな思いにも、かられていた。
とにかく、人とボールの動きと、その優れたリズム・マネージメントは、たしかに素晴らしい・・
でもわたしは・・
そんな動きについて、「つなぎ過ぎ!?」という印象も、ぬぐえなかったんだ。
・・もっと、フッ切れた個のドリブル勝負を・・
・・もっと、フッ切れたロング&ミドル弾を・・
・・もっと、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションを・・
たしかに、素晴らしい人とボールの動きだけれど・・
だからこそ、「リズムの変化に乏しい」スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)に陥っているのではないか・・
そんな疑問符が、アタマを占拠していたんだよ。
でも、そこは、さすがの、リカルド・ロドリゲス。
ハーフタイムには、その「単調な動きのリズム」を、うまく修正したと感じられたんだ。
いや・・
もしかしたら、その、人とボールの動きを、より加速させることで、自然と、ボールがないところでのアクションの量と質を、よりアップさせたのかも知れない。
まあ、そんな、細かな戦術マネージメントについては、外様のこちらは、知る由もないわけだけれど・・サ。
とにかく・・
後半のレイソルには、さまざまな意味合いを内包する「攻守の動きの変化」が加味されていたコトだけは確かだった。
だからこそ、同点ゴール、勝ち越し「PK」は、理の当然の「流れ」だったのかもしれない。
まず、76分に、交替出場した瀬川祐輔が、素晴らしいトラップからブチ込んだ、同点ゴール。
そこで瀬川湯が魅せた、トラップからシュートへ持ち込んだ一連の動作は、「美しさの極み」としか表現のしようがない。
でもドラマは、それで終わらず・・
そう、その同点ゴール後の83分には、ハンドで、レイソルにPKが与えられたんだ。
でも・・
そう、小屋松知哉は、その、勝ち越しゴールになるべき「PK」を決められなかった。
何か、神様がイタズラをはじめた・・!?
そのシーンを観ながら、そんなコトを感じはじめたモノさ。
それでも、相変わらず、リカルド柏レイソルの攻勢は、クリエイティブにつづくんだよ。
そんなゲーム展開だったから・・
「あの」、相手バックパスのミスを拾ってブチ込んだ、アントラーズの決勝ゴールは、私にとっては、まさに、神様スクリプトそのものだったっちゅうわけだ。
さて、リーグ展開・・
これで、ヴィッセルが、(今シーズン初めて!?)リーグ首位に立ち、アントラーズ、レイソルを従えている。
また、これまでに何度も(結果にかかわらず!!)予測していたとおりに、ミヒャエル広島サンフレッチェも、優勝争いに名乗りを挙げてきた。
さて~~・・
これからの優勝争い、そして、「あのマリノス」も主役を演じちゃっている降格リーグ。
目が離せないネ~・・