2025_日本代表(E-1)・・前半のサッカー内容は、攻守にわたって、最高だった・・森保一の、プロとしての「良い仕事」に、心からの称賛と感謝の拍手を・・(日本vsホンコン, 6-1)

・・この代表は、集まってトレーニングする時間は、1日しかなかった・・

そのことについては、フジ解説陣も、異口同音に語っていたけれど・・

いまの「J」では、ある意味、戦術コンセプトのベクトルは、高みで統一されているんだよ。

だから・・

スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)において、素早くスムーズで、相手の「逆」を突いてスペースを活用できるのも、当然の帰結か。

特に前半は、見事の一言だった。

ここで、確認・・

守備ブロックを強化した相手ディフェンスを崩していくのは、簡単な作業じゃないという事実。

相手は、格下とはいえ、プロなんだからね。

それでも、しっかりとマークされ、カバーリングの機能性も高いホンコンの守備ブロックを崩していくのは、本当は、そんなに簡単な作業じゃない。

そう、後半のホンコンが、いみじくも証明したようにね。

それでも、特に前半の森保一ジャパンは、何度も、繰り返し、繰り返し、相手の穴(スペース)を突いていった。

そして・・

スペースを上手く活用し、ある程度フリーな味方を創りだしたら、躊躇なく、個のドイブル勝負をブチかましていったんだ。

そう、ハイレベルな、組織と個のバランス。

あっと、特に前半・・

そんな素晴らしいスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)をブチかませたのも・・

言うまでもなく・・

高質な「意識と意志の爆発レベル」に支えられた、ボール奪取プロセス(守備)が、素晴らしく機能いていたからに他ならない。

相手ボールを、自分たちに「優位なカタチ」の局面デュエルへ「持ち込んでいく」というか、「追い詰める」ために・・

忠実でダイナミックなチェイス&チェック(寄せ)を、これ以上ないほどの活力ベースで魅せつづけたんだよ。

そこじゃ、もちろん、一人の例外もない全員が、「次」のチェイス&チェック(寄せ)を狙っている。

そう、それこそが、仕事(攻守ハードワーク)を、探しまくる、究極の主体性プレーが集約したサッカーなんだ。

そして・・

そんな「相手の追い詰めプロセス」の中心に、ダブルボランチの、川辺駿と稲垣祥がいたっちゅうわけだ。

とにかく・・

このチームには、そんな攻守ハードワークが、最高レベルで機能する「相互信頼」が、しっかりと根付いているって感じる。

そう、そこにこそ、森保一のプロコーチとしての「本物のウデ」を感じる。

あっと、最後に、もう一つの視点・・

前半に、あれほど、ホンコン守備ブロックを崩し切れた、たぶん根幹のファクターというテーマ。

それは、人とボールの活発な動きと、そのハイレベルな「動きのリズム・マネージメント」。

それがあったからこそ、ワンツーを積み重ねる、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションも、美しく機能しつづけたっちゅうわけだ。

次の中国戦、最後の韓国戦は、ホンコンの後半のように、守備を固めてくると思う。

まあ、韓国は、攻め上がるだろうけれど・・

とにかく、若手の森保一ジャパンは、こんな「ハード・トーナメント」を体感し、それを貴重な学習機会として、どんどん発展していくに違いありません。

最後に、森保一の、プロとしての「良い仕事」に、同じサッカー人として、心からの称賛と感謝の拍手をおくります。