2023年Jリーグ_第6節・・強いネ~、マチェイ浦和レッズ・・(レイソルvsレッズ、0-3)

強いネ~、マチェイ浦和レッズ・・

ゲーム展開を追いながら、その強さのバックボーンに思いを馳せていた。

まず、何といっても、ボール奪取プロセス(守備)。

西川周作、フォーバック、そしてマルチな活躍を魅せるダブルボランチ。

それだけじゃなく、攻撃的ミッドフィールダー・トリオ(関根貴大、小泉佳穂、大久保智明)も、積極的&攻撃的に、守備ハードワークを探しまくるんだよ。

とにかく、全員が、効果的な「主体性プレー」をブチかましつづけているっちゅうことだね。

そこでモノを言う、高い「意識と意志」こそが、優れた心理マネージャーでもある、マチェイ・スコルジャの面目躍如ってか~・・

また、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも・・

とにかく、人とボールが、活発に動きつづける。

ボールがないところでのフリーランニング(三人目、4人目の動き!)満載の、ダイナミックに動きつづけるスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)ね。

そう、高質な、イレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーション等など・・。

そして、スペースを攻略できたら(ある程度フリーなボールホルダーの演出!)・・

その選手を(その仕掛けイメージングを中心に!)、最終勝負をブチかましていく。

そこでの、変幻自在な「組織と個のバランス」は、素晴らしい。

まさに、「変化」が満載のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)っちゅうコトだ。

そんな組織プレーのなかで・・

最前線の興梠慎三が魅せつづけた、ハイレベルなポストプレーは、秀逸の極みだったね。

とにかく彼にボールが入ったら、簡単にゃ、失わない。

そして、その周りで動きまくる、関根貴大や大久保智明、そして小泉佳穂へ、優しいファウンデーション・パスを「置く」んだよ。

ホント、その、素晴らしい実効プレーベースの(!)存在感は、群を抜いている。

たしかに、マチェイ浦和レッズの2点目、3点目は、「運ファクター」の方が大きかったように感じるけれど・・

それに対して、興梠慎三が「流し込んだ」、まさに「老練な先制ゴール」は、素晴らしいの一言だった。

ゲーム全体の「勝負の潮流の変化」を考えたら、その先制ゴーがあったからこそ(!?)ってな考察ができるかもしれないよね。

対する、ネルシーニョ柏レイソル・・

ネルシーニョは、レイソルを、とても良いチームに仕上げているじゃないか。

もちろん、積極的&攻撃的なボール奪取プロセス(守備)を絶対ベースにしてね。

そう、攻守ハードワークとリスクチャレンジ機会を、探しまくる、主体性プレー。

だからゲームが、素晴らしい「動的な均衡マッチ」って呼べるような、エキサイティングな展開へと成長していった。

でも、ボールを奪い返した後のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)の内実では・・

前述したように、マチェイ浦和レッズに、一日以上の長があった。

やっぱり、人とボールの動きのコノテーション(言外に含蓄される意味)こそが、大事なんだ。

要は、スペースを攻略していくプロセスで、マチェイ浦和レッズが優れていたということ。

ネルシーニョ柏レイソルでは、かなり、外国人選手のイメージングに「依存」しちゃう傾向を否定できない。

だから、彼らの「出来」によって、チームの、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)も、大きく左右される・・っちゅう構図があるように感じるんだよ。

あっと・・

その意味では、シーズン立ち上がりのマチェイ浦和レッズにも、同様なコトが言えたよね。

そう、効果的な(組織!?)プレーができない外国人選手のイメージングが、前面に押し出され過ぎていた!?

でも、そんな「傾向」に気づいたマチェイ・スコルジャは、先発メンバーを、うまく調整したよね。

そして気づいたら、先発メンバーに、外国人ストライカーが一人も含まれなくなっていた。

攻撃的なメンバーにしても、四人が、四人とも、それぞれの「特長」を、互いに、うまく引き出すようなイメージで(相互信頼ベースで!!)プレーしている。

そう、サッカーは、究極の組織ボールゲーム・・

だから彼らは、あくまでも、人とボールの、素早く、広く、スムーズな「動き」を絶対ベースに(組織イメージを大前提に!)、個の勝負チャンスを狙っているんだ。

さて、マチェイ浦和レッズ。

優れたプロコーチ、マチェイ・スコルジャのことだから、このまま、サッカー内容を高揚させていってくれるとは思うけれど・・

まあ、そこはサッカーだから・・

期待しましょう。