2023_AFC_U20準決勝・・素晴らしい「闘う」サッカーを魅せた、冨樫剛一ジャパン・・だから、結果には、心底、落胆させられた・・でも、まあ、次はワールドカップが待っている!!・・(イラクvs日本、2-2, PK=5-3)

フ~~ッ!!

まあ、仕方ない。

とにかく、冨樫剛一ジャパンは、ものすごく立派な、粘り強いサッカーを魅せた。

二度のリードを、ギリギリのトコロではね返し、そしてPK戦まで持ち込んだ。

たしかに最後は、力尽きたけれど、それでも、大会中の彼らの闘いは、称賛に値する。

それにしても・・

強かったネ~、イラク・・

たしかに、全体的なサッカー内容では、冨樫剛一ジャパンに、一日の長があった。

でも、これまでの対戦相手とは、一味も、二味も違う「サッカーの質の高さ」を魅せつけた。

そう、ボール奪取プロセス(守備)は、もちろんのこと、次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも、抜群のクオリティーを発揮したんだ。

特に、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)での、「組織」と「個」の、高質なバランス・・。

とにかく、人とボールの動きが、素早くスムーズ、そして広い。

そんな「組織サッカーのイメージ」が定着しているからこそ、周りの、ボールがないところでの「動き」が活性化するのも道理。

彼らは、組織サッカーのなかで、しっかりとスペース攻略を意識していると、感じる。

ところで、守備と攻撃のレベル・・

それらは、表裏一体として、「ともに」アップしていくものなんだ。

同様に・・

人とボールの動き(組織プレー)がしっかりしていれば、相互信頼が深まっているからこそ、ボールがないところでの「人の動き」も活性化する・・っちゅうわけだ。

フムフム・・

とにかく、イラクが魅せたサッカーは、イランとともに、とても高質だった。

もちろん、もう一つの「中東の雄」サウジのサッカーもハイレベルだけれど・・

でも、それって、外国人プロコーチに指導されている「フル代表」だけ!?

前にも(この大会での日本対サウジ戦でも)書いたけれど、その若手代表が展開したサッカーは、かなり「個の勝負」に偏っているんだ。

そのコラムでも書いたけれど、イランやイラクとは違い(!?)、サウジの「サッカー文化」は、まだまだ遅れている!?

だから、自国コーチに率いられた若手代表のサッカーは、一つ、二つ、レベルが落ちる!?

そんなサウジに対して、日本サッカーは、若手からプロまで、一つ、強力な「筋金」が入っている。

そう、組織プレーと個人勝負プレーが、美しいハーモニーを奏でる高質サッカー・・ね。

とにかく・・

組織プレーの「質」がよくなければ、「個の勝負」だって、効果的にブチかませないというコトも言いたかった。

あっと、この勝負マッチ・・

冨樫剛一ジャパンは、とても立派な「闘い」を披露したと思う。

そのコトだけは、確かな事実だし、誇りにさえ感じていた。

だからこそ、この結果には、心底、落胆させられたんだ。

「あの」素晴らしいサッカーを魅せつづけた我らが若武者には、今大会の最後まで、何ものにも代え難い「貴重な体感」を積み重ねてもらいたかった。

まあ、とはいっても・・

そう、FIFA-U20ワールドカップへの出場権だけは、しっかりと掴み取ったわけだから・・

今度は「そこ」で、次の「体感ステップ」を踏んで欲しいね。

とにかく、これからも、彼らの活躍を注視していきますよ。