2024_J1_第33節・・今日のレッズは、足が動かない、「アナタ任せ」のプレー姿勢に終始・・それじゃ、ホントに、お先真っ暗だぜ・・とにかく、マチェイ・スコルジャの、心理マネージャーとしての「ウデ」に期待するしかない・・(レッズvsセレッソ、0-1)
レビュー これは、重症だ。
前節マッチもそうだったけれど・・
とにかく、人の動き(意識と意志ポテンシャル!)が、最低レベルなんだ。
自分がからんだプレーの後、次のアクションが、まったく連動しない。
そして、例外なく、足を止めちゃう。
そこには、パス&ムーブなんていう「イメージ」なんて、アタマの片隅にもない!?
それじゃ、人とボールの動きを、加速することなんて、出来るはずがない。
前半のレッズのサッカーを観ながら、腹立たしい思いにかられていた。
特に、前戦プレイヤー。
攻守にわたる「動き」を活性化させるための守備は、「そこ」から、はじめなきゃダメなんだ。
そう、最前線からの、「ホンモノ」の、チェイス&チェック(寄せ)を活性化しなきゃ、レッズのサッカーが、沈滞の奥底まで落ち込んでしまう。
要は、闘う意志という、「とらえどころ」のない、心理・精神的バックボーンが、まったく充実していないということ。
たぶん・・
・・オレが「行った」って、どうせ(!!)チームメイトは、付いてこない・・
・・という消極マインドで、すべてが、様子見になってしまっているんだ。
とにかく、いまのレッズの低迷は、「戦術」なんていうレベルじゃなく、もっと深層の、心の問題としてとらえなきゃいけないと思う。
後半・・
たしかに、少しは「動き」がもどったけれど・・
それでも、攻守にわたって、ボールがないところでのアクションの量と質は、まったくといっていいほど、高揚していかない。
そんな体たらくを観ながら、私は・・
監督の、効果的な「心理マネージメント」だけじゃなく、チームのコアとなるべき「心理的リーダーシップ」も、欠けていると感じていた。
そりゃ、一朝一夕に解決する問題じゃないわけだけれど・・
ところで、原口元気・・
わたしも、少しは期待していたけれど・・
前節のプレー内容も含めて、まったくといっていいほど、「自らアクション」を起こしていかない。
ハードワークとリスクチャレンジ(創造的な仕事!!)を、自ら探しまくる・・なんていう態度とは、かけ離れたプレー姿勢なんだよ。
そして、ボールをもっても、単なる「安全パス」に逃げるばかり。
一度だけ、中盤で、タテのスペースをつなぐ高速ドリブルは、魅せたけれど・・
意義あるプレーは、単に、それだけ・・
彼に期待するのは、中盤でのリーダーシップじゃ、なかったのか?
リーダーシップは、自らのアクションで引っ張っていけなければ、ホンモノには、決してならない。
それについては、以前のコラムも、ご参照あれ。
とにかく、彼は、率先して攻守ハードワークとリスクチャレンジを「探しまくる」ような、主体性プレー(闘う意志!)を、魅せなければいけないのではないか??
退任したヘグモ監督については、少し選手たちを、戦術的なイメージに引っ張りすぎ(カタチから入りすぎ!?)だとは感じていた。
そして・・
期待していた、マチェイ・スコルジャ「も」、選手たちの「闘う意志」を高揚させられないのか!?
たしかに・・
中島翔哉と小泉佳穂が入ってからは、すこしは、攻守にわたる、ボールがないところでのアクションの量と質が、アップした。
面白いモノで、チームのなかで、人とボールの動きが活性化すれば、その「活力」が、チーム全体の「人とボールの動き」に、ダイナミズムを与えるモノなんだ。
もちろん、ボール奪取プロセス(守備)の活性化こそが、その、唯一の原動力なんだ。
そんな効果をもたらした、二人の交替選手という「刺激」!?
そして、レッズの、ボール奪取プロセス(守備)における「熱量」がアップする。
そして、それに呼応するかのように、次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)での、ボールがないところでのアクションの量と質も、明らかに高揚していった。
そんなポジティブ変容を、感じながら・・
こちらは、同点ゴールへの期待が高まったモノさ。
でも・・
そう、そんな期待が充たされることなく、タイムアップのホイッスルを聞くことになった。
とにかく・・
いまのレッズは、攻守ハードワークとリスクチャレンジを、主体的に探しまくるという「プレー姿勢」を充実させなければ、ジリ貧のベクトルに、乗ってしまう。
たしかに、戦術は、大事さ。
それでも、「それ」を、積極的&攻撃的に「機能」させるための「絶対ファクター」は、選手一人ひとりの「意識と意志ポテンシャル」だからネ。
今日のゲームのように、全員が、足を止め、「アナタ任せ」の姿勢でプレーしているようじゃ、もう、ホントに、お先真っ暗だぜ。
まあ、マチェイ・スコルジャのことだから、そんな心理・精神メカニズムについて、十分な造詣を持ちあわせているハズ。
とにかく、心だぜ、心。
ということで、今日は、マチェイ・スコルジャの、心理マネージャーとしての「ウデ」に期待して、怒り半分という不健全な心理で、キーボードから離れることにします。