2024_オリンピック女子・・負けはしたけれど、我らがナデシコは、とても良い「フォーム」で、本大会に入っていけた・・そう、自信と確信レベルの進化&深化・・さて、ここからだ、ここから・・(スペインvsナデシコ、 2-1)
ボール奪取プロセス(守備)・・
それが、この試合のメインテーマだよな。
とにかく、我らがナデシコは、積極的&攻撃的に、ボールを奪い返しにいったんだ。
それも、「微妙なチカラの差」を体感しつづけていたにもかかわらずの、勇気あふれるアグレッシブな主体性プレー。
ボールを失った次の瞬間からはじまる、ダイナミックに、そして有機的に連鎖しつづける、個々の守備イメージングが、素晴らしい。
そう、粘り強いチェイス&チェック(寄せ)と、連動するマーキング&カバーリングの、美しいコラボレーション。
彼女たちは、チーム戦術イメージングに則った連動性(意図)を、魅せつづける。
まあ、どこかのゾーンに「追い込み」、そこに集中プレスをブチかまして、より確実にボールを奪い返す・・ってな感じかな。
監督の、池田太は、ホントに、よい仕事をしているって感じる。
でも・・
そう、世界ナンバーワン、スペインもまた、ナデシコに輪をかけた(!?)積極的&攻撃的ボール奪取プロセス(守備)をブチかましてくるんだよ。
そこには、決して「おごり」などない。
サスガに、現役のワールドチャンピオンだ。
その、「強さ」の絶対バックボーンが、そのボール奪取プロセス(守備)にありっちゅうわけだ。
だから、まず意の一番のテーマが、冒頭のようにするしかなかったんだよ。
そして・・
両チームともに、攻守ハードワークとリスクチャレンジあふれる、積極的&攻撃的サッカー(ダイナミックなせめぎ合い!?)を展開しているからこそ・・
両チームの、「微妙なチカラの差」が、グラウンド上に、表現されていた。
そして、だからこそ、我らがナデシコの、立派な、とても立派な、積極的&攻撃的サッカーが、光り輝いていたという見方もできるっちゅうわけだ。
まあ、コラムニュアンスの「まとめ」は、そういうことになるのかな・・
あっと・・
ボールを奪い返してからの、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも・・
そう、両チームともに、その「イメージング」は似通っている。
しっかりと人とボールを動かしながら、よい「リズム」の動きをベースに、スペースを突いていく。
そして最後の瞬間には、個の才能プレー(ドリブル勝負)や必殺スルーパスなどを、ブチかます。
あっと、でも、この試合でのナデシコは・・
スペインにイニシアチブを握られているから、どちらかといったら、人とボールの動きと「その優れたリズムをベースに仕掛ける」というのではなく・・
なるべく高い位置でボールを奪い返し、そこからの必殺ショートカウンターをブチかます・・
そんなイメージの方が強かった。
対するスペインは、完璧にイニシアチブを(ボールを)握りながら、「活発な動きと、そのリズム」をベースに、スペース攻略を仕掛けてくる。
彼女たちにしても・・
必殺のドリブル勝負よりは、ボールがないところでのアクションの量と質を駆使し、最後の必殺スルーパスを活用するっちゅうイメージの方が強い。
まあ、そんな強いスペインが相手だからこそ・・
中盤の、長野風花と長谷川唯が魅せる、スペインの勢いを「うまく吸い取る」ような、積極的&攻撃的ボール奪取プロセス(守備)アクションが、秀逸だったんだ。
わたしは、彼女たちの、臨機応変に「ハードワークを探しつづける」、神出鬼没のアクションに、舌つづみを打っていたよ。
それでも、そこはやっぱり、スペイン。
彼女たちは、本当に、素晴らしくトレーニングされている。
決して、「変な」徹底(戦術)サッカーなどではなく・・
彼女たちもまた、臨機応変に、そして神出鬼没に、ボールがないところでのアクションの量と質をアップさせ、人とボールの動きと「そのリズム」を高揚させているんだ。
わたしは、両チームが魅せつづける、究極の、攻守にわたる「戦術アイデアのせめぎ合い」を、堪能していた。
もちろん、「あの」スーパーな長野風花や長谷川唯が、一瞬の「読み間違い」によって、ウラを突かれ、フリーで走り抜けられちゃったりしたシーンも、しっかりと呑み込みながら・・ね。
まあ、サスガに、世界チャンピオンだ。
さて、ということで・・
ナデシコが、とても良い「フォームで、大会に入れたと・・」というテーマで、このコラムを締めようか。
良いフォーム・・
物理的にも、心理・精神的にも・・
たしかに負けはしたけれど、選手たちは、着実に、自信と確信レベルを、進化&深化させられたと思っているんだよ。
決して、スペインに「振り回された」わけじゃない。
そうではなく・・
さまざまな意味合いを内包する、「ギリギリの攻守せめぎ合い」のなかで、惜しくも失点して惜敗してしまったというニュアンス。
攻守にわたる、積極的&攻撃的サッカーは、展開できていたし、そのコトは、選手たちも体感できていたはず。
それが、自信と確信レベルの進化&深化を、助長する。
だから、とても良い「フォーム」での、大会スタートになったという表現が、正しいと思うわけさ。
さて、次だ、次・・