2024_U23 親善・・我らが若武者たちは、優勝候補筆頭のホストカントリー、強いフランスに対し、部分的には「やられ」ながも、しっかりと盛り返した・・彼らは、ゲー ムのなかで成長できるだけの「主体性」を魅せたんだ・・それこそが、特筆すべき「大」成果だった・・(フランスvs日本U23、 1-1)
この親善マッチからのテーマは、何といっても・・
チャレンジ基盤の「粘り」をベースにした、自信と確信レベルの高揚でしょ。
要は・・
そう、そこには、前半にしても、後半にしても・・
時間の経過とともに、大岩剛ジャパンが、攻守にわたって、自信と確信レベルを、深めていったという事実が、あるんだよ。
相手にイニシアチブを握られながらも・・
しっかりと、粘り強くボールを奪い返し・・
そして、次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)で、チャンス機会さえ発芽させる。
そう・・
我らが若武者たちは、ゲームのなかで、大いに「成長」し、自信と確信レベルを高揚させたんだ。
その絶対ベース・・
それは、何といっても、積極的&攻撃的に、攻守にわたって、リスクにもチャレンジしつづけたという事実だった。
それも・・
そう、優勝候補筆頭のホストカントリー、フランス選手たちの、強さ、速さ、巧さを体感しながらも、決してビビることなく、チャレンジしつづけたんだ。
決して彼らは、「変にプレーを徹底させる」のではなく、あくまでも、テメ~の感性で、状況を判断、決断し、勇気をもって、チャレンジしつづけていたんだよ。
そう、攻守にわたる、主体性プレー・・
それがあったからこそ、本大会での「ギリギリの勝負マッチ」でも活きるはずの「自信と確信」を、深められた。
それが、この、優勝候補筆頭のホストカントリー、強いフランスとの、ある意味で、ギリギリの勝負マッチにおいて・・
我らが若武者たちが、主体的に、獲得した「ものすごく価値ある感性」だったと思うわけさ。
そして、そんな大きな成果を得られた絶対ベースこそが・・
そう、積極的&攻撃的な、攻守にわたるギリギリの主体性プレーだったというわけだ。
わたしは、この若武者たちに、そして指揮官、大岩剛に対して、サッカー仲間として、心からの称賛と感謝の拍手をおくっていましたよ。
あっと・・
簡単だけれど、このゲームで気がついた、戦術的なテーマも一つだけ・・
それは・・
「やっぱり、ダイレクトパスだよ、ダイレクト!」ってなグラウンド上の現象に集約されるかな。
相手は、優勝候補筆頭のホストカントリーだからね。
彼らが、ゲームのイニシアチブを握るのも、自然な成りゆきだった。
もちろん、大岩剛ジャパンも、受け身に「引くコト」なく、しっかりと対応する。
ボール奪取プロセス(守備)は、とても堅い、大岩剛ジャパンなんだ。
前半、立ち上がりのゲーム展開・・
要は、フランスがイニシアチブを握りながら・・
カチッと堅いブロックを組む日本の、ボール奪取プロセス(守備)のスキを狙おうとするってな、立ち上がり時間帯の「構図」なんだ。
そんな、カチッと固まったゲーム展開のなか、しっかりと人とボールを動かすフランスが、唐突に、決定的スペースを突いていっちゃうんだよ。
そこでのキーワード・・
それが、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーション。
フランスは、最終勝負を仕掛ける「キッカケのツボ」を、しっかりと理解している。
そう、ヤツらは、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションを、駆使しようというイメージングで、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)をブチかましてくるんだよ。
立ち上がり15分あたりまでの間に、二度、シンプルな「ワンツー」から、日本の守備ブロックの「ウラのスペース」を攻略しちゃう。
いつも書いているように、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションを機能させる(そのキッカケを創りだす)キープレーは、「ワンツー」なんだよ。
そして、「ツー」のパスをダイレクトで「落とした」選手が、爆発する・・
まさに「シンプル」を絵に描いたような、人とボールの動きじゃないか。
そして、オーバーエイジも含めた、世界レベルの「個の才能」たちが、最終勝負をブチかます・・
そんな危機シーンを観ながら・・
やっぱり、フットボールネーションは、強いな・・
そんなコトを感じていたわけだ。
でも・・
そう、エネーチケー解説の森岡隆三と矢野喬子が、異口同音に語っていたように・・
我らが若武者たちは、ものすごい集中力で、そのプレッシャーをはね返し(究極の粘り!?)、徐々にイニシアチブを握りかえすまでに、ゲームを「盛り返して」いったんだよ。
そんな展開は、後半も、同じだった。
立ち上がりの時間帯で、フランスの、スーパーな同点ミドル弾も含め、何度も、ウラを突かれて、決定的なゴール機会を創りだされた。
でも、大岩剛ジャパンは、そんな劣勢に、まったく「めげず」に、「やり返して」いったんだ。
冒頭にも書いたように・・
わたしにとって、その「盛り返し」こそが・・
そしてそこで得られた、自信と確信レベルの進化&深化こそが・・
このゲームから得られた、最高の成果だった。
その、自信と確信レベルの進化&深化には、ものすごく複雑な、コノテーション(言外に含蓄される意味)が内包されているんだけれど・・
そのテーマについては、また機会を改めて・・。
最後に・・
同点ゴールまでブチ込んだ(そのキッカケシーンで、ボールまで奪い返した!)、我らがキャプテン、藤田チマ。
攻守にわたって、まさにスーパーな活躍を魅せた。
まあ彼は、このチームの自信と確信の「コア」というだね。
彼が「攻守のセンター」にいることで、周りのチームメイトたちも、「ゲームのなかでの成長」を後押しされていたと思うのさ。
さて、本大会が、ものすごく楽しみになってきた。