2024_J1_第16節・・まあ、この試合については、ミハイロ札幌コンサドーレの完敗とするのが、ランコ・ポポヴィッチの「良い仕事」に対しても、フェアな評価だろうね・・(コンサドーレvsアントラーズ、0-3)

レビュー

フ~~・・

皆さんもご存じの通り、わたしは、ミハイロ札幌コンサドーレを、応援しています。

でも、このゲームは、ミハイロ札幌コンサドーレが、アントラーズに完敗を喫したという評価が、フェアだと思いますよ。

もちろん、逆に、これまた優れたプロコーチ、ランコ・ポポヴィッチが、とても良い仕事をしていると高く評価することも、忘れちゃいけない。

ダゾン試合後インタビュー・・

そこで、このゲームで二つのゴールを叩き込んだ、名古新太郎が、こんなニュアンスの内容を語っていた。

・・(素晴らしいゴールでしたが、という質問に)あれは、チーム全員で挙げたゴールでした・・

その後も、名古新太郎は、チームの良いパフォーマンスという視点で、話を続けていた。

そんな、立派な「姿勢」もまた、ランコ・ポポヴィッチの成果だって思うわけさ。

これでアントラーズは、7ゲーム、負けなしということらしい。

まあ、そんな「数字」よりも・・

彼らが魅せつづけた、攻守にわたる、立派なサッカーを称賛したい。

特に、ボール奪取プロセス(守備)・・

そのなかでも、チェイス&チェック(寄せ)が、素晴らしかった。

それが効果的だったからこそ、次の局面デュエルも、優位なカタチに持ち込めた。

また、マーキング&カバーリング、協力プレスへの選手たちの集散。

そして、主体的な「判断と決断」を絶対ベースにする、最後の半歩というファクター(守備イメージングの内実)。

そのどれを取っても、この試合では、アントラーズに、一日の長があった。

ということで、ミハイロ札幌コンサドーレ・・

特に前半は、次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)への切り替えに、まったくといっていいほど、「勢い」がともなっていかなかった。

たしかに・・

いまの彼らのリーグ成績では、勝ち点を挙げることが至上命題であるのは分かるけれど・・

でも、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)に、パワー(ダイナミズム=人の動き)を乗せられないというのは、いただけない。

彼らの、美しく魅力的なスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)では、やっぱり、人数が「必要」なんだよ。

それがあってはじめて、人とボールを、しっかりと動かせるし、相手ディフェンスだって、振り回すコトができる。

そう、いつものコンサドーレのようにね・・

そんな、ダイナミックに活性化したサッカーが動きはじめたのは・・

名古新太郎に、彼自身の、二つ目のゴールを決められてからだった。

どうなんだろうね~・・

たしかに、いまの時点じゃ、安定感を前面に押し出すような「セキュアなサッカー」を展開するのが、主眼なんだろうけれど・・

それでも、このゲームのサッカーを観ながら・・

選手たちの「マインド」が、ネガティブに「振れてしまう」コトが、とても心配になった。

彼らは、やれば、出来る・・んだよ。

そのコトは、誰もが分かっていると思う。

いくら、「勝ち点プライオリティーのサッカー」を、イメージしていたとしても・・ね。

そう、彼らだったら・・

積極的にスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)をブチかましていくなかでも、しっかりと、相手からボールを奪い返せる(安定した守備を展開できる!)はずさ。

もちろん、このゲームで起きてしまったように・・

(オフサイドを取るための)ポジショニングミスとか、クリア(キック)ミスから、シュートをブチ込まれてしまったら、難しいけれど・・

それ以外では、ゲームの流れのなかでは、まあ、しっかりと守れていたと思うけれど・・

そんなセキュアなボール奪取プロセス(守備)を、コンサドーレの、いつもの、魅力的で危険なスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)をブチかましながらも、機能させられれば・・ね。

とにかく、今の私は、ミハイロ・ベトヴィッチに対して、幸運を祈ることしか出来ない。

もちろん、これまでの良い仕事を「継続」しながら・・ね。

ガンバレ~、ミハイロ~