2023_CWC(クラブワールドカップ)・・レッズは、見事に、ボールがないところでの仕掛けに、やられてしまった・・マンCが魅せた、美しい質実剛健サッカーに、乾杯・・(レッズvsマンC、0-3)

レオン戦コラムの最後で・・

・・マンチェスター・シティーは、組織がダメなら「個だ~~っ」ってなチカラ業ができる・・

・・なんて書いたけれど、でも実際は・・

そう、彼らの強さの本質は、攻守にわたる「組織にあり」だった。

もっと言えば・・

「個」の才能レベルが高いからこそ、「組織」も、限りなく高いレベルで機能させられる。

スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)の流れ全般でも、また奪われたゴールシーンでも。

そう、マンCに奪われたゴールでは、見事に、ボールがないところで勝負を決められてしまったんだ。

彼らは、決して、「個のチカラ業」で、強引にスペースを攻略しようとはせず・・

あくまでも、素早く、正確に人とボールを動かし、その「リズム」をアップさせていった。

そして、肝心の勝負所では、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションを、素早く、スムーズに機能させ、最後は、必殺スルーパスをブチ込む。

そんなマンCの「動きのリズム」を読み切れなかったレッズ守備も、置き去りにされるシーンが頻発したよね。

そんな、マンCが牛耳るゲームの流れのなかで、レッズのボール奪取プロセス(守備)は・・

「マンCの動き」を、うまく抑制することが叶わず、最後は、少し集中力がダウンした「隙」を突くような、ボールがないところでの「爆発フリーランニング」にやられてしまったというわけだ。

考えてみたら・・

監督は、「あの」ペップ・グアルディオラだったっけ。

ゲームを追うなかで、彼らの、美しい質実剛健サッカーに、酔いしれていたよ。

もちろん、レッズが、手も足も出なかったというわけじゃない。

彼らも、部分的には、しっかりと人とボールを動かしながら、スペース攻略にチャレンジしていったんだ。

でも、マンCのボール奪取プロセス(守備)の機能性レベルも、パンパなかった。

そう、そのボール奪取プロセス(守備)のハイレベルな内実こそが、彼らが魅せつづける、美しい質実剛健サッカーの絶対ベースなんだ。

その、忠実でダイナミックな(意識と意志パワーが充実した!)アクションには、脱帽だった。

特に、攻守にわたる、ボールがないところでのアクションの量と質が・・ね。

そして、こんなコトを考えていたモノさ・・

・・素晴らしく美しい、「主体性」ベースの才能プレーじゃないか・・

・・彼らは、そんなリスクチャレンジを積み重ねながら、しっかりと勝ち切ってしまう・・

・・個々の、才能とインテリジェンスのレベルが高いからこそ・・

・・攻守イメージングの「戦術イデオロギー」を、個々のアタマのなかに「浸透」させるコトで、最後は「主体的」に仕事を探しまくれるようになる・・

・・そして、そんなプロセス内容を、チームメイトと、高いレベルでシェアさせられる(シンクロさせられる)・・

・・それこそが、ペップマジックっちゅうコトか・・

・・もちろん、それらの美しさの絶対ベースは、個々のイメージングの「シンクロ」によって加速させられている、ボール奪取プロセス(守備)の内実っちゅうわけだ(繰り返しゴメン)・・

そして、ゲームのなかで・・

そう、マンCの戦術コンセプト(その高い実効性!)を体感させられたレッズ選手たちのプレー姿勢が、どんどん受け身で消極的に落ち込んでいったと、感じさせられた。

まあ、仕方なかったのかもしれない。

ここで、見方を変えます。

そう、マンCが、こんな素晴らしいサッカーを展開できたのも・・

浦和レッズが、攻守にわたって、(ある程度!?)積極的に「チャレンジ」していったからに他ならない。

彼らは、できるだけ「高い位置」でボールを奪いかえそうとしていたんだ。

そして、周りは、次の攻撃参加をイメージングしながら、組織ディフェンスに主体的に参加しつづけていた。

でも・・

まあ、仕方ない。

ということで、決勝では・・

フルミネンセは、ガチガチにディフェンスを固めてくることが想定される。

そして、一発カウンターを狙う。

そう、典型的なトーナメント戦術ね。

リーグ戦で、そんな「後ろ向きのサッカー」をやったら・・

サッカーの進化&深化に「逆行」するということで、(特に!)サッカーエキスパートから非難囂々っちゅうコトになるんだろうけれど・・

それでも、クラブワールドカップの決勝だからね。

そんな雰囲気のなかで「も」、マンCが、チャレンジャブルなサッカーを展開できるか・・

決勝では、「そこ」も、見所の一つだよね。

あっと、その前に・・

そう、レッズ対アル・アハリの3位決定戦があった。

レッズにとっては、「強い」アル・アハリとの、「来年」につなげなければならない大事なゲーム。

そこで、「内容と結果」を一致させられるかが、テーマっちゅうコトだね。

たぶん、我らがレッズ戦士たちは、このゲームで学習した「大事なコンテンツ」を、さまざまな意味合いで、「消化&昇華」させられるはず。

そう、人は、ネガティブな現象からの方が、より多くを学べるモノなんだよ。

これまで私も、とても多くの学習機会から(ネガティブ現象=失敗=から)、セルフモティベーションによって、心理的などん底から這い上がってきた。

だからこそ今では、それこそが、深~い意味での「成功体感」だったって、言える。

あっ、スミマセン・・

ということで・・

お互いに、レッズの次のチャレンジを、楽しみましょう。