2023_ナデシコ・・オリンピック予選・・ベトナムの猛女たちがブチかました、強烈な「意識と意志パワー」が込められた積極的&攻撃的サッカーにも、敬意を・・(なでしこvsベトナム、2-0)
とても難しい勝負マッチだった。
何せ・・
そう、まず何といっても、グラウンドがデコボコだったんだよ。
その悪影響は、人とボールを動かすことに長けるナデシコだから、なおさらだ。
それに輪をかけて・・
そう、ベトナム女子の、ボール奪取プロセス(守備)で炸裂する、強烈な「意識と意志パワー」がハンパなかったんだ。
とにかく、マーキングとカバーリングの忠実さ、厳しさが、ハンパない。
そして、チェイス&チェック(寄せ)と局面デュエルでブチかますダイナミズムも、ハンパない。
でも、やっぱり、ボールが微妙に「はねる」コトは、ナデシコにとって、殊の外、大きなディスアドバンテージだったと思う。
そんなコトもあって、テレビ解説の矢野喬子も言っていたけれど、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)で、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションを、うまく仕掛けていけないんだ。
ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーション・・
それは、ワンツーの積み重ね・・とも言えるけれど・・
特に、ものすごくハードで忠実なボール奪取プロセス(守備)をブチかましてくるベトナム女子だからこそ、それが決まったら、大きなチャンスにつながる。
そう、ベトナムの前への勢いを「いなす」コトができれば、ウラのスペースを攻略できる。
そのためにも、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションが必要なんだよ。
それは、本大会で「世界」と闘うときにも、とても重要なファクターになってくる。
そう、世界のパワーとスピードは、ハンパないからね。
もちろん、男子でも、ハナシは、まったく同じ。
そう、人とボールの動きと「そのリズム」を高揚させられなければ、決して、局面で「数的に優位」なカタチを創りだせないんだよ。
もちろん・・
数で劣っていても、素早い人とボールの動きさえ機能させられれば、スペースを攻略できる。
「人」という要素は、その原則的な機能性からすれば、「スペース」と同義だって言えるかもしれないんだよ。
そう、鋭く、広い「人の動き」が、人数をカバーするっちゅうわけだ。
あっと、チト語りすぎ。
それにしても・・
そう、このベトナムの猛女たちは、立派な「魂の闘い」を披露したよね。
彼女たちは、決して、受け身にならず、常に、必要な「仕事」を探しまくっていた。
そう、彼女たちは、究極の「主体性プレー」を披露したんだ。
この日のベトナム女子は、アジア予選が、一筋縄には行かないという事実を、しっかりと思い起こさせてくれた。
男子の代表チームにとっても、貴重な示唆が、そこにはあった。
さて、最後に・・
テレビ中継を担当したウズベキスタンのテレビ局の方々を、称賛したい。
このところの、「J」の中継を独占しているダゾンのカメラワークだけれど・・
どうも、「寄り過ぎの傾向」が、再び目立ちはじめたって感じられるようになっているんだよ。
そう、グラウンドの全体像が、「俯瞰」して感じられなくなっているんだ。
もちろん、以前のような、醜いくらいの「寄り過ぎズーミング」は、なくなったけれど・・
でも、近頃のカメラワークが、再び・・!?
フ~~ッ・・
ということで・・
たまに、この試合のカメラワークのように、ゲームを、しっかりと大きく「感じられる」カメラワークに遭遇したら、とてもハッピーになるってコトが言いたかった。
このウズベキスタンのカメラマン&ディレクター氏は、とてもよくサッカーが分かっているよな~。
最初は、大きく「引いて」グラウンド全面を観察できるようにする。
でも、仕掛けプロセスに入ったら、ボールが展開されそうなゾーンまで、注意ぶかく「寄る」んだよ。
そのメリハリあるカメラワークに、感服させられた。
では、また~・・
というか、別の予選グループの結果が、気になるよな~~・・