2023_日本代表(親善マッチ)・・森保一ジャパンには、これからも、ワールドカップ優勝を、常に意識して精進して欲しいと願っている筆者なのであ~る・・(日本vsチュニジア, 2-0)

ふ~む・・

チュニジアは、やっぱり、そこそこの実力を秘めたチームだ。

そんなヤツらが、守りからゲームに入るんだから、そりゃ、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)
だって、簡単には機能させられないのも道理。

そんなチュニジアの、ボール奪取プロセス(守備)では・・

チェイス&チェック(寄せ)、マーキング&カバーリング、局面デュエル、協力プレスをうまく機能させる集散、また最後の半歩というファクター(読み)でも、相当なチカラを魅せる。

そりゃ、森保一ジャパンが、簡単には、スペースを攻略できないのも道理だったんだよ。

とはいっても・・

そう、森保一ジャパンの強者どもは、そんな全体的なゲームの流れを、はじまる前からしっかりと理解し、イメージングしながら、グラウンドに立ったと思う。

だからこそ彼らは、失敗しても、ミスしても、けっしてメゲることなく、次、その次と、積極的&攻撃的にスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)をブチかましていったんだよ。

それは、ホントに、頼もしい限りの「プレー姿勢」だった。

そう、彼らは、ものすごく粘り強く、ハイレベルな「主体性プレー」を魅せつづけたんだ。

私は、そんな彼らに敬意をもっていたけれど、そんな全体ゲーム展開だけじゃなく・・

今回のコラムでは、久保建英をメインテーマにしようと「も」考えていたんだ。

そう、彼自身の、「組織プレーと個の勝負プレーのバランス感覚」に、目を凝らしてね。

もちろん、ボール奪取プロセス(守備)での彼のイメージング(汗かきハードワークの内実)については、まったく問題ない。

それがあるからこそ、彼にボールが集まるわけさ。

そう、やっぱり、「HHC」こそが、周りからの「敬意」が自然と集まるバックボーンなんだ。

H=Honest、H=Humble、そして最後のC=Consideration・・

誠実で謙虚、そして思いやりがあるコト・・

最後の「思いやり」ってサ、英語には、直接訳がないんだよ。

でもわたしは、それを、「相手のコトを、しっかりと考え、おもんぱかる・・」っていう意味で、この単語(コンシダレーション)を当てているんだ。

久保建英の「主体性プレー」には、この三要素のエッセンスを感じ取れるんだ。

だからこそ、チームメイトに敬愛され、頼りにされる・・っちゅうわけさ。

あっ、蛇足・・

ということも含めて、いまの森保一ジャパンにおいて・・

久保建英が、どのように受け容れられているのか、そして、それをベースに、周りとの「組織的なイメージシンクロ」の機能性は、どうかを、確かめたかったんだ。

そして、できれば・・

南野拓実との「組織的なイメージング・シンクロの内実」も、感じ取りたかったんだ。

南野拓実は、皆さんもご存じの通り、主体的に攻守ハードワークを探せるし、リスクにもチャレンジしていける。

でも、全体の傾向としては、やっぱり、攻守にわたる「レベルを超えてハイレベルな組織プレイヤー」と評価するのが、正解だと思う。

それが、「世界」で高く評価されているバックボーンなんだよ。

そんな、南野拓実の「組織プレーイメージング」と、久保建英が、どのように想像的&創造的に「絡んで」いくのか。

そのポイントに、とても興味があったんだ。

でも・・

そうなんだ。

南野拓実と久保建英が、同時にグラウンド上でプレーしたのは、10分足らずだった。

それに・・

南野拓実は、ゲームに入っていくのに少しだけ時間が必要だったろうし・・

久保建英にしても、交替が、後半の押し詰まった時間帯だったから、物理的&精神的ダイナミズム「も」、まあ100%というわけにはいかなかった。

チト残念だったけれど・・

まあ、久保建英が、「このチーム」でも、組織的なイメージシンクロを、とても高いレベルで維持できていたことだけは、しっかりと確認させてもらったよ。

そう、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションでも、しっかりと「コア」として存在感を発揮していたし、個の勝負でも、抜群のクオリティーを魅せた。

ということで・・

森保一ジャパンについてだけれど・・

まずチーム一丸となったボール奪取プロセス(守備)が、秀逸だったのは言うまでもない。

特に・・

富安健洋、板倉滉のセンターバックコンビと、遠藤航、守田英正のダブルボランチで形作る、センターゾーンの「スクウェア」が、抜群の機能性を発揮していたと感じた。

もちろん、交替出場した谷口彰悟も、含めてネ。

また・・

両サイドバックと両サイドハーフの、タテのポジションチェンジも、秀逸だった。

それがあったからこそ、両サイドバックが、機会を見計らって、最終勝負シーンまで絡んでいくシーンを何度も目撃した。

もちろん・・

古橋亨梧から上田綺世へとつないだワントップの活躍も、期待通り。

あっと・・

わたし「も」とても高く評価している、GK鈴木彩艶が醸(かも)しだした雰囲気にも(もちろん実際のプレー内容も!!)、本格感バチバチだった。

ということで、森保一ジャパンには・・

これからも、ワールドカップ優勝を、常に意識して精進して欲しいと願っている筆者なのであ~る。

へへっ・・