2023_日本代表(親善マッチ)・・森保一ジャパンは、1人の例外なく、全員が、攻守ハードワークとリスクチャレンジを探しまくっていた(究極の主体性プレー!!)・・(日本vsカナダ, 4-1)
何なんだろうね~・・
この、立派な、ホントに立派な、美しい質実剛健サッカー・・
全員が、常に、まったく気を抜くことなく、「仕事」を探しまくっている。
究極の、主体性プレー・・!?
そこには、リヌス・ミケルスが確立した根源フィロソフィー、トータルフットボールの「テイスト」が、テンコ盛りだった。
そう、全員守備、全員攻撃・・
もちろん、その時点での核心ポジションプレイヤー(バランスを執る人!)は除くけれど・・
それ以外の選手たちが、とても効果レベル&実効レベル高く、ポジションを入れ替わりつづける。
そして、相手守備にとって「見慣れないヤツら」が、どんどんゴール前に現れてくるんだ。
このゲームでの森保一ジャパンを観て、リヌスは、どんな感想をもつだろう・・
とにかく、立派な「主体性プレー」をブチかましつづけた森保一ジャパン。
そう、ボール奪取プロセス(守備)でも、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)においても。
フジテレビ試合後インタビューで、この日二つのゴールをブチ込んだ、田中碧が、こんなニュアンスの表現をしていた。
それは、日本の4点目(彼の2点目)のシーンについて・・
・・ゴールの後、純也クンからのパスを期待して、最後まで走り抜けて、ホントによかった~って思いましたよ~・・
そう、やっぱりサッカーじゃ、ボールがないところで勝負が決まるんだよ。
そんなスーパーな組織サッカーを、「ホントは強い」ドイツやトルコ、そして今日のカナダに対して効果的にブチかましつづけられる森保一ジャパンは、ホントにすギョい。
そう、相手は、強いんだよ、ホントは・・。
へへっ・・
ところで、W杯ホストのカナダ・・
彼らは、さすがのチカラを魅せつける場面も多かったよね。
カナダ戦については、昨年の「コラム」もご参照あれ。
そんな強いカナダではあったけれど・・
そうなんだよ、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)では、人とボールの動きと「良いリズム」を、うまく表現できなかった。
だから、森保一ジャパンに、「次のボールの動き」を予測され(最後の半歩というファクターね!)、ボールを失ってしまうシーンがつづいた。
たしかに彼らの個のチカラのポテンシャルは、とても高い。
でもやっぱり、「それだけ」じゃ、うまくスペースを攻略していけるハズもない。
そして逆に、日本のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)では、両サイドからの仕掛けを、うまく阻止できず、「そこ」から、何度もスペースを攻略されちゃう。
まあ3点目は、浅野拓磨のスーパーなボール奪取から、中央を突破され、最後は、中村敬斗に、ものすごく冷静に、右上角シュートを決められちゃったわけだけれど・・。
ということで、カナダは・・
前述したように(田中碧の、決定的な、走り抜けるフリーランニングね!)、ボールがないところで、スペースを攻略されちゃうシーンがつづくんだ。
わたしは、そんな、ボールがないところでのアクションの量と質が・・
森保一ジャパンがブチかましつづけた、忠実&クリエイティブ&エネルギッシュな、ボール奪取プロセス(守備)の、スーパーな機能性があったからこそだと、思っている。
そう、忠実なチェイス&チェック(寄せ)と局面デュエル、その回りでのマーキング&カバーリング、協力プレスを機能させる選手たちの集散、そして最後の半歩というファクター、等など。
そんな、守備における、ボールがないところでのアクションの量と質こそが、次の、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でのボールなしのアクションを「加速させる」んだよ。
そうね、繰り返しになるけれど・・
森保一ジャパンは、1人の例外なく、全員が、攻守ハードワークとリスクチャレンジを探しまくっていた(主体性プレーをブチかましていた)っちゅうコトだね。
それが、このゲームにおいて、もっとも重要なピックアップポイントだと思うよ。
そして、それがあるからこそ、彼らは、世界サッカー地図における次のステージへ続くトビラを、「自ら、主体的に」開けられるっちゅうわけだ。
そう、世界一流の仲間入りを果たすためにね。
さて次は、これまた強いチュニジア。
そこじゃ、たぶん、久保建英が、攻守のイメージングの中心として機能する・・!?
まあ、それは、分からないけれど・・
とにかく、いまは、久保建英という天賦の才が秘める「攻守イメージ」と、周りのチームメイトたちのイメージを、うまく「シンクロ」させる作業が大切だと思うんだよ。
そう、森保一ジャパンが秘める様々な「個の可能性」を、組織として、うまくシナジー効果が発揮されるようにマネージするためにね。
不確実なファクター満載のサッカーは、究極の「自由なボールゲーム」。
だからこそ、一人ひとりの「主体性イメージング」の内実と、その「シンクロ」が問われる。
そして、だからこそ、互いの(使い・使われる!!)協力こそが絶対条件であり、だからこそ、究極の「組織ボールゲーム」って言えるわけさ。
あっと、語りすぎ。
とにかく、次のチュニジア戦が、楽しみで仕方なくなったゼ。