2023_J1_第18節・・それでも・・長谷部茂利アビスパが、次につながる美しい質実剛健サッカーを魅せたというのは、確かな事実だった・・(アビスパvsヴィッセル、0-3)

え~~っ!?

ホントかよ・・

後半15分、武藤嘉紀の追加ゴールが決まったとき、そんな頓狂な声が出た。

その失点で、ヴィッセルの2点リードってなコトになってしまったけれど・・

そこまでのゲーム展開では・・

優れたプロコーチ、長谷部茂利に率いられたアビスパ福岡が、ゲーム全体を支配しつづけていたんだよ。

それも、ボール奪取プロセス(守備)における、忠実で強烈な「寄せベース」の、どちらかといったら「チカラ業」のゲーム支配(結果だけを追求する!?)じゃなく・・

あくまでも、とても次元の高い、攻守にわたる「主体性プレー」の積み重ねで、「質の高い」ゲーム支配を魅せていたんだ。

ところで、その寄せ(チェイス&チェック)だけれど・・

以前、J2町田ゼルビアの「寄せ・命」的な、結果「だけ」を追い求める(!?)超絶の「徹底サッカー」と対比するような、長谷部茂利さんに、チト失礼な表現をしてしまったコトを覚えている。

たしか、その試合は、14節のホーム、レッズ戦だったと思う。

そのときは、たしかに、「徹底サッカー」ってな傾向が目立っていたって記憶する。

でも、このゲームでの長谷部茂利アビスパは、まったく違ったサッカーを魅せつけたんだ。

相手が、「あの」強いヴィッセルだからネ、そこで彼らが魅せつづけた、とてもハイクオリティな、美しい質実剛健サッカーは、称賛に値する。

だから私も、ゲームを追いながら、どんどんアビスパに肩入れするようになっていった。

それが・・

そう、前半では、あり得ないバックパスミスを、「あの」大迫勇也に、「まさに才能!!」ってな感じで、武藤嘉紀との「イメージング・シンクロ」に活用されてしまった。

また後半の追加ゴールシーンでは、久しぶりにアビスパのゴール前まで迫ったヴィッセルが、最後にボールを拾った武藤嘉紀が、素晴らしい才能シュートを決めちゃった。

そして・・

そう、その(ワンチャンスってな感じの!)追加ゴールから、ヴィッセルの「サッカーの量と質」が大きく向上しはじめたんだ。

その原動力は、言わずもがなの、ボール奪取プロセス(守備)。

そこでは、まずチェイス&チェック(寄せ)の勢いが倍増したって感じた。

それに伴って、マーキング、カバーリング、協力プレスへの集散といった守備ファクターも、着実にアップしていったんだ。

その「変化」は、とても興味深く、わたしはソレを、ホンモノの心理ゲームであるサッカーの面目躍如だ・・なんて感じていたモノさ。

そして・・

試合イニシアチブの「握り直し」がうまく機能しはじめたヴィッセル・・

今度は、組織的にアビスパ守備ブロックを崩し切り、右サイドの深いゾーンから、飯野七聖が、素晴らしいクロスボールを送り込むんだよ。

フィニッシャーは、逆サイドゾーンから、相手マーカーの「視線を盗んで」フリーで走り込んだ武藤嘉紀だった。

これで、0-3。

フ~~ッ・・

またまた、ため息が出た。

長谷部茂利アビスパは、あんなに良いサッカーを魅せていたのに、最後は、このスコアでのホーム敗戦か~・・

たしかに、いまのヴィッセルでは、武藤嘉紀も、ダゾン試合後インタビューで言っていたように、前線の「才能」連中のなかに、確たる「相互信頼」が確立していると感じるよね。

だからこそ、「組織」がうまく回り、だからこそ、「個の才能」も、最高のカタチで活かされる。

まあ、そういうコトなんだろうけれど・・

でも、このゲームで、長谷部茂利アビスパが魅せつづけたハイレベルなサッカーだったら・・

・・もっと、結果に「反映」されてもいいんじゃありませんか・・

・・ね~、神様・・

あっと、失礼。

とにかく、長谷部茂利アビスパが、素晴らしいサッカーを魅せたというのは、確かな事実。

それは、着実に、次、その次に、つながる。

そのコトが、言いたかった。