2023_ナデシコ親善・・立ち上がり15分までのゲーム内容を、貴重な学習機会にポジティブ転換しなきゃいけない・・でも、とにかく池田太ナデシコが、順調に進化&深化しているコトは確かな事実だ・・(なでしこvsデンマーク、0-1)
何をやっているんだ・・
立ち上がり15分までのゲーム展開を観ながら、アタマにきていた。
そりゃ、そうでしょ・・
何せ、デンマークがブチかます積極的&攻撃的プレスに、完璧に、心理的に(!?)押し込まれつづけたんだから。
「あんなネガティブ展開」を打開していく方法は、一つしかない。
それは・・
相手に輪をかけた「ダイナミズム」の、ボール奪取プロセス(守備&協力プレス)をブチかましていくんだよ。
でも、そこまでのナデシコは、「意識と意志パワー」を、爆発させられなかった。
そして・・
そんな「押し込まれる展開」だったからこそ、ナデシコの、「構造的な弱み」が露呈する。
たしかに、流れのなかで、スペースを攻略されるような壊滅的なピンチは、なかった。
でも・・
押し込まれるなかで、必然的に発生しちゃう相手のセットプレーが、危険極まりないんだ。
前半15分までに三回あった、セットプレーでの、ゴール前のマーキング合戦。
そこじゃ、相手選手が、「アタマ一つ」出ているってなシーンが、テレビ画面に映し出されつづけたんだよ。
そして、実際・・
デンマークの猛女たちに、ヘディングで負けつづけちゃう。
そこで、私のアタマに浮かんだのが・・
ポルトガル戦でも、露呈した、GK山下杏也加の「前へ出るプレー」の不安定さ。
「前への自信のなさ」が、目に見える。
もちろん、相手にとってもネ。
それじゃ、山下杏也加に、セットプレー・ハイボールの処理を任せられないし、相手も「ソコ」を突いてくる。
だからこそナデシコは、特に「高さ」には注意が必要なんだよ。
流れのなかでは、相手にハイボールを送り込ませない・・
そして中央での競り合いでは、必ず、相手に「身体をあずける」コトを徹底する・・
・・等ね。
そして、GKの対応。
山下杏也加は、もっと、もっと、「前への自信」を高める(イメージ)トレーニングを、積まなきゃいけない。
それが高まれば、「あの」自殺点シーンでも、「触るなっ!!」ってな感じで、自分が、ボールに「飛び出し、飛び込めた」かもしれない。
まあ、タラレバ・・
とにかく・・
そう、物理的なボディサイズ(身長ね!)は、変えようがない。
だから、そこは、さまざまな工夫と、その工夫イメージングを、とことん強化し、チーム内で、しっかりとシェアしなきゃいけない。
そこだよ・・
とにかく、池田太には、イメージトレーニングも含め、「高さ」対策は、急務だと思う。
ということで、ゲーム展開・・
押し込まれつづけた前半15分を過ぎたあたりから、ナデシコの、ボール奪取プロセス(守備)の内実もアップしていったよね。
それに伴って、逆にデンマーク猛女たちの「前へ勝負していく心理エネルギー」にも陰りが見えはじめるんだ。
不確実な要素が満載のサッカーは、究極の「心理ボールゲーム」なんだよ。
そうなったら、もちろん、ナデシコの実力が、存分に発揮されはじめるのも道理。
次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)では・・
「長谷川唯や藤野あおば」に代表される、局面での巧みなボールコントロール・・
そしてソコから、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションに代表される、素早くスムーズで巧みな「人とボールの動き」が、加速していく。
それは、池田太が標榜する(!?)動的な組織サッカーの、真骨頂だった。
これまで池田太は、「それ」で、世界の女子ユースサッカーを席巻したわけだからね。
でも・・
そう、「そこまで」自分たちのサッカーを高めるためには・・
このゲーム序盤に相手にブチかまされた、「パワーサッカー」と「高さ」に、どのように対処していくべきなのか・・という、「ゲーム展開イメージング」を鍛えなきゃいけない。
そう、山下杏也加に対する「特訓」も含めてネ。
何か・・
アタマにきていたから、言葉が、乱暴になっちゃったかもしれない。
済みませんネ、池田太さん。
でも、まあ、池田太ナデシコが、7月からの女子W杯へ向けて、順調に、進化&深化しているコトは、確かな事実だから・・
ガンバレ~、池田太ナデシコ~~・・