2023_J2_第9節・・いまの城福浩ヴェルディ・・わたしは、バランスの執れた強いサッカーって表現したいね・・(ヴェルディvs秋田、2-1)

内容敵にも、城福浩ヴェルディの、順当勝ちではあったけれど・・

彼らについては、いくつかピックしたいポイントは、あった。

まず何といっても・・

あれだけメンバーが変わったにもかかわらず、一つのユニットとして、しっかりと「まとまり」のあるサッカーを展開できたこと。

日頃からの、城福浩の仕事ぶりが目に見えるってなモノだね。

誰が出てきても、攻守イメージングを、しっかりとシェアできているんだよ。

特に、ボール奪取プロセス(守備)ね・・

全員が、素早い攻守の切り替えから、チェイス&チェックやカバーリング、マーキングや協力プレスへの集散などなど、しっかりと「ハードワーク」を探しまくっていた。

そう、ハイレベルな主体性プレー・・ね。

もう一つ、ピックしたいテーマがある。

それは、ゲームに出つづけるコトこそが、もっとも効果的な、進化&深化の「リソース」だという普遍的なテーマ。

そう、バスケス・バイロンとマリオ・エンゲルス。

以前のバスケス・バイロンは、失敗やミスを恐れ、リスクに、十分にはチャレンジできなかった。

でも、いまでは、自信が深まってきているから(!?)、とにかく積極的&攻撃的に、「勝負」をブチかませるようになっている。

ドリブル勝負だけじゃなく、左足からの強烈シュートや正確クロスなど、彼は、素晴らしい「武器」を持ちあわせている。

以前は、まったく「それ」を使い切れていなかった。

それが今では、チームメイトの誰もが、認め、頼りにする「武器」になっている。

やっぱり、自信だよな、自信。

それを深めるためにも、「実戦」での成功体感を積み重ねるコトが、ものすごく価値のある「心理ベース」になっているっちゅうコトなんだろうね。

同じコトは、優れた能力を秘めている、マリオ・エンゲルスにも言える。

たしかに彼は、器用なプレイヤーじゃない。

それでも、抜群のスピード、と正確なキックなど・・

周りのチームメイトが、その「価値ある特長」を使い切ろうとすれば、彼らの「カネ稼ぎ」に貢献できる(!?)効果プレーを披露できる。

この試合では、そのコトを、チームメイトたちが体感したはず。

それには、とても大きな価値があったと思う。

ところで、吉田謙が率いる、好調ブラウブリッツ秋田。

この試合でも、「一発勝負」をイメージし、堅牢なボール奪取プロセス(守備)をベースに、忍耐強く、勝負強いサッカーを展開した。

でも彼らは・・

粘り強く、効果的なサッカーを展開しながらも、城福浩ヴェルディに、ものすごく「小さな穴」を、突かれてしまった。

そう、「0-2」のリードを奪われてしまった、吉田謙ブラウブリッツだったんだよ。

でも彼らは、もっとも得意とする、セットプレーからの「追いかけゴール」をブチ込むんだ。

コーナーキックを、ニアポストに走り込んだ選手が「流し」、それを、ファーサイドスペースに走り込んだ飯尾竜太朗が、キッチリと、ゴールへ流し込んだ。

秋田は、そんな「自分たちのツボ」に対して、深い確信をもっていると思う。

だからこそ、ものすごく、勝負強い。

彼らの勝ちのほとんどは、1点差の勝利だという。

ナルホド~~・・って、納得していた。

吉田謙は、それは、それで、とても良い仕事をしていると思うよ。

さて、城福浩ヴェルディ。

前節エスパルス戦の惜敗から、見事に立ち直り、いつもの質実剛健サッカーを魅せた。

まあ、それが「美しい」と感じるかどうかは、人それぞれだろうけれど・・

でも彼らは、常に、積極的&攻撃的なサッカーを志向しているんだよ。

そう、ある意味で、「バランス」の執れた、強いサッカー・・ね。

一つのサッカーを形容する表現を、正しく選ぶのは、とても難しい。

でもわたしは、いまの城福浩ヴェルディを、「バランスの執れた強いサッカー」って表現しようと思っているのサ。

ガンバレ~、城福浩ヴェルディ~~