2025_ACLE の5・・吉田孝行ヴィッセル・・彼らもまた、「美しく勝とうとするポジティブ姿勢」も含め、ミヒャエル広島サンフレッチェ同様、日本サッカーを世界へ向け てアピールできる優れたチームだ・・(ヴィッセルvsウルサン、1-0 )

強かったネ~~、吉田孝行ヴィッセル・・

相手は、これまた強い、ウルサン(試合前の時点で、ACLEの首位!)。

そんな強敵に対して、吉田孝行ヴィッセルは、攻守にわたって、まあ、凌駕したってな表現が相応しい、立派なサッカーを魅せた。

もちろん、その絶対ベースは、ボール奪取プロセス(守備)での、強烈な意識と意志を充満させた主体性プレーの積み重ね。

素早く効果的な攻守の切り替え(トランジション)、間髪を入れないチェイス&チェック(寄せ)、忠実なマーキング&カバーリング等、もちろん強烈なエネルギーを爆発させる「局面デュエル」、そして「読み」という意味の「最後の半歩というファクター」。

それらすべての、ボール奪取プロセス(守備)のファクターで、吉田孝行ヴィッセルは、一日(ケースによっては一日以上の!)長を、感じさせてくれた。

とにかく彼らは、「とても疲れる」守備ハードワークを、まったく迷うコトなく、全精力で「探しまくって」いたんだ。

そして、だからこそ・・

次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも、守備ハードワークの「イメージング的な延長線上にあるはず」の、ボールがないところでのアクションの量と質も、高みで安定していた。

そして、このコラムで採りあげたい、メインテーマに入っていくわけだ・・

それは、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーション・・

そう、人数が足りているだけじゃなく、全員が、ボールがないところでの攻撃アクションを、忠実に、そしてダイナミックにブチかましているからこそ・・

「仕掛け」でのハイクオリティーの証明とでも言える、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションも、冴えわたっていたんだよ。

たしかに、後半は、そんな高質コンビネーションは、影を潜めがちになってしまったけれど・・

それでも、完璧にウルサンを圧倒していた前半では、そんな美しいコンビネーションは、何度も観られた・・

・・というか、彼らのプレー一つひとつに、「オレが主体になってコンビネーションを仕掛けてやるっ」てなマインドが充満する「意識と意志」を感じさせてくれたんだ。

その、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションだけれど・・

まあ、「ワンツーの積み重ね」とも言えるんだよ。

とにかく吉田孝行ヴィッセルの強者どもは、前述したように、常に、リスクチャレンジの「ワンのパス」を狙っているんだよ。

もちろん、「次のパスレシーバー」、そして3人目、4人目も、そんな流れるような「ダイレクト組織コンビネーション」をイメージングし、まさに猛禽類の眼で、その「流れ」を狙っているって感じる。

そう、鬼木達の口癖だった(いまのアントラーズでも!?)・・

・・出して走る、出して動く・・

そんな、連動する仕掛けイメージングが、この日のヴィッセルには、拡充されていたって感じていたのさ。

とにかく、勝って良かった。

それも、「内容のある勝ち」だから、学習機会としても、とても価値あるモノだった。

吉田孝行ヴィッセル・・

彼らもまた、「美しく勝とうとするポジティブ姿勢」も含め、ミヒャエル広島サンフレッチェ同様、日本サッカーを世界へ向けてアピールできる優れたチームだよ。