2023_AFC_U20・・やっぱり、サッカー文化の「質の差」っちゅうコトなんだろうね・・(サウジvs日本、1-2)(2023年3月9日、木曜日)
フムフム・・
たしかにサウジは、フィジカルでもテクニックでも、秀でている。
サウジのフル代表・・
彼らは、そんな優れたフィジカル&テクニックを絶対ベースに、戦術的にも、大きく発展した・・って思っていたんだ。
まあ・・
監督が、世界のフットボールネーション出身の優れたプロコーチということで、サウジの「個のチカラ」を、しっかりと、戦術的に「まとめ上げた」っちゅうコトなんだろうね。
でも・・
そう、この、サウジの「個の勝負ゴリ押し」のU20代表を観ながら、思った。
やっぱり、サッカーの「質」は、その国の「サッカー文化」に根ざした結果だっちゅうコト・・
日本は、子供からプロまで、ある意味、「同じテイストとスタイル」を基盤に、成長している。
彼らは、攻守ハードワークとリスクチャレンジをベースにした「組織サッカー」の意味合いを、しっかりと理解しているんだよ。
いや、理解じゃなく・・
サッカー感性的に、日本サッカーの「血となり肉となっている・・」って感じるわけだ。
選手たちの、攻守にわたる一挙手一投足を観れば(攻守イメージングの内実を感じれば)その事実を体感できる。
そう、攻守にわたる、主体性プレーのオンパレードね。
彼らは、常に、攻守ハードワークとリスクチャレンジの機会を、積極的&攻撃的に「探し」まくっているんだ。
日本サッカー協会は、良い仕事をしている。
そう、子供からプロまで、その「サッカー感性」に、ある意味の「統一感」を創りあげた!?
さて、ということで・・
皆さんも、ご覧になった通り、このゲームは、典型的な、「組織vs個」ってな構図だった。
ボール奪取プロセス(守備)にしても、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)にしても。
特に、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)・・ね。
サウジは、足許パスばかりで、とにかく勝負は「個の仕掛け」ばかり。
それに対して、冨樫剛一U20が展開する、組織と個がうまくバランスした、スペースパスを駆使するサッカーは、とても良かった。
要は、人とボールの動きが、軽快で、鋭いっちゅうコトね。
だからこそ、パスでも、ドリブルでも、とても危険な最終勝負をブチかましていける。
そこで、何度も魅せた、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションは、秀逸の極みだった。
とはいっても・・
そう、サウジの「個の勝負」は、危険そのものさ。
でも、冨樫剛一U20は、そんなサウジのスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)を、しっかりとしたイメージングをもって、余裕をもって対処した。
もちろん・・
そう、そこは、理不尽なサッカーだから、たまには、「個のスピードとパワー」に、やられそうになる場面もあったさ。
でも、最後のトコロでは、例によっての、優れた「最後の半歩」で抑え切った。
最後の半歩・・
それは、いつも書いているように・・
ラストクロスやシュートをブロックするだけじゃなく、最後の瞬間のギリギリ状況を、しっかりと「予測・予想」できるイメージング能力のコトなんだ。
それが優れているからこそ、日本の若武者たちは、しっかりとしたマーキング&カバーリングを機能させつづけられたっちゅうわけだ。
さて、これでD組トップとして、決勝トーナメントに臨む。
そう、準々決勝ね。
対戦相手は、ヨルダンU20代表。
これに勝てば、U20ワールドカップへの切符を手にすることになる。
さて・・
ガンバレ~、冨樫剛一U20代表~~・・