2025_J1_第1節・・香川真司と宇佐美貴史の「プレーぶり」が、両チームの、全体的なサッカーの内実を象徴していた!?・・(ガンバvsセレッソ、2-5)

レビュー 素晴らしい、「J」のプロモーションマッチだった。

両者ともに、素晴らしいボール奪取プロセス(守備)を絶対ベースに・・

次の、魅力的な、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)をブチかましていった。

そう、誰もが、両チームの、エキサイティングな(フルパワーの!)、攻守にわたる主体性プレーの魅力に、惹きこまれていたんだ。

もちろん私も、心から楽しんでいたけれど、でもやっぱり・・

そう、「愛する神は細部に宿る・・」ってな視点で「も」、ゲームを追いつづけていたんだ。

たしかに、細かなトコロなんだけれど・・

わたしの眼には、人とボールの動きと、そのリズム・マネージメントという視点で、セレッソに、一日の長があるって映っていたんだよ。

要は、セレッソでは・・

人とボールの動きのリズム・マネージメントが素晴らしいことで、次、その次の「連係アクション」が、途切れないっちゅう表現が、的を射ているかな。

セレッソ選手たちは、次に、どこへ、そして「どのタイミング」で、ボールが動いてくるか(パスが出るか!)、鮮明にイメージング出来ているって感じられたのさ。

新任監督のオーストラリア人、アーサー・パパスは、ホントに、良い仕事をしている。

対する、ダニエル・ポヤトスに率いられたガンバ・・

例によって彼らのスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)は、宇佐美貴史を筆頭にした「個の巧さ」や、スピードを前面に押し出してくる。

そう、セレッソとは違い、彼らのスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)では、より「個のチカラ」にアクセントが置かれているって感じられるんだよ。

もちろん、そんなタイプのサッカーがあってもいいし、それこそが、ガンバの魅力ということなんだろうけれど・・さ。

でも、「自分たちのサッカー」に対する、イメージングの「共有」という視点で、わたしの眼には・・

相手の(ウラの!?)スペースを攻略し、ある程度フリーなボールホルダーを創りだすという意味合いで・・

セレッソの方が、よりスマートなサッカーを魅せているって思えるわけさ。

だからこそ、セレッソでは、究極の組織サッカーである、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションだって、効果的に、繰り出していける

あっと、セレッソの組織サッカーは、こんな利点も生み出・・

人とボールが、軽快に動きつづけることで、うまくスペースを攻略できるからこそ・・

ルーカス・フェルナンデスに代表される「勝負師」たちの、個の勝負プレー「も」、光り輝かせるコトができるっちゅうわけだ。

そう、セレッソは、とてもハイレベルな、「組織」と「個」のバランスを魅せつづけているんだよ。

ということで、その視点で、このコラム最後のポイントを・・

それは、両チームの「戦術的&精神的な中心プレヤー」の、プレーコンテンツの「差異」。

セレッソでは、香川真司。

ガンバでは、言わずもがなの、宇佐美貴史。

わたしは、この二人の、攻守ハードワークとリスクチャレンジ姿勢の違いこそが・・

前述した、両チームの、微妙な「戦術的な差異」を象徴しているって感じていたんだよ。

香川真司の、攻守ハードワークの内実は、ヨーロッパでも認められた、素晴らしいコンテンツを内包している。

でも、宇佐美貴史の、ボール奪取プロセス(守備)ハードワークについては・・

特に、チェイス&チェック(寄せ)の内実は、決して、誉められたモノじゃない。

それが、積もり積もって、チーム全体の「雰囲気」に、ネガティブな影響を与えている!?

宇佐美貴史は、日本サッカー史に残る、素晴らしい才能に恵まれた天才だ。

でも・・

そう、彼は、決して、ディエゴ・マラドーナやリオネル・メッシ、はたまた、ブラジルのロナウジーニョといった、「超天才」じゃない。

それに対して香川真司は、着実に、攻守ハードワークとリスクチャレンジを積み重ねるなかで、チーム全体の「闘う意志」を高揚させられる。

そのコトは、ゲームの内実を、しっかりと観れば、明らかな事実でしょ。

惜しいね、宇佐美貴史が秘める、「日本サッカー史を彩る天才」・・

宇佐美貴史については・・

以前発表した、「こんなコラム」や、2011年ドイツ女子W杯からの帰途に書きつづった(飛行機に乗る直前!)「あんなコラム」も、ご参照あれ。

とにかく、素晴らしいコンテンツに溢れたこの「J」開幕マッチは、サッカーの価値を、再認識させてくれた。

同じサッカー人として、両チームの猛者に対して、心からの称賛と感謝の拍手をおくります。