The Core Column(67)_戦友カリオカ(ラモス瑠偉)との対話・・監督に求められる、真のバランス感覚(その2)・・(2019年8月9日、金曜日)

■監督に求められる、チーム(心理)マネージメント的な、真のバランス感覚・・

(ラ)「う~ん、難しいネ・・」

前回の対話コラムだけれど・・

そこでは、ヴェルディを引き継いだ新任監督、永井秀樹を中心にハナシを進めたわけだけれど、何か、中途半端にコラムを締めてしまった印象が残った。

要は、少し「戦術サッカー」に偏っていた(!?)前任監督から、永井秀樹が、より「解放」されたサッカーへとチームを引っ張っている・・という「ハナシの流れ」から、ディスカッションに入っていこうとしたわけだ。

その冒頭でも書いたけれど、今回の骨子テーマが、規制(制限)と解放(自由)のバランスということで、その導入ストーリーにふさわしいと思ったわけさ。

でも、よくよく考えてみたら、その両ファクターの関わり合いは、ものすごく入り組んでいるわけで、そのメカニズムを正確に表現するのはとても難しい作業だと再認識させられたんだ。

そう、わたしも、カリオカも・・。

そのことが、冒頭の彼の発言に込められていたんだよ。

ということで、今回テーマでは、規制(制限)と解放(自由)の実効ある融合・・という基本線で、その相互関連メカニズムを突き詰めていこうと思ったわけだ。

でも、いまカリオカは、ビーチサッカー日本代表を率いて、ポルトガルへ遠征している。

ということで、このテーマについては、場を改めてディスカッションしていくことにする。

でも・・

そう、語り合いたい「相互の錯綜メカニズム」について、その「概要」だけは、メモしておこうとキーボードに向かった次第なのだ。

例によって、箇条書きで・・

・・わたしが、戦術サッカーと呼ぶ、規制(制限)サッカーの本質・・

・・その戦術サッカーの「光と影」というテーマ・・

・・それは、監督が、どのくらい選手を(その能力を)信頼しているのかの証!?・・

・・もちろん、イメージ創り(ゲーム戦術)と、それをチーム全体に徹底させる作業は大事・・

・・ゲームに臨む監督は、相手のチーム戦術をスカウティングし、分析してプランを練る・・

・・そして、選手たちのアタマのなかに、どのようにプレーすべきかの「イメージ」を創る・・

・・でも、その、相手についての「戦術的な分析」が間違っていた場合は!?・・

・・また、相手が、こちらの戦術分析を逆手に取ってワナにはめようとした場合は!?・・

・・ここで、わたしのドイツでの体感を披露しよう・・

・・それは、友人監督の、戦術プランに依存し「過ぎた」故の失敗談・・

・・まあ、カリオカも、いろいろと失敗した経験があるだろうから、それも披露してもらおう・・

・・もちろん、私も・・

・・そして、イメージ通りに「コト」が進まなかったとき・・というテーマに入る・・

・・いや、ゲーム戦術プラン通りにコトが進んでいたとしても、そのなかでも「解放」が必要・・

・・それこそが、最重要テーマなんだっけ・・

・・だからこそ、規制(制限)と解放(自由)のバランスというディスカッションになる・・

・・そして、監督の、真のバランス感覚というテーマへディスカッションを発展させていく・・

・・もちろん、ゲーム戦術プランが崩壊したり、そのウラを突かれた場合の、柔軟な対処というテーマもある・・

・・それは、あくまでも、選手たちが主体になって(チーム一丸で)積極的に、勇気をもって攻撃的に、推し進めていかなければならないリスクチャレンジ・・

・・そんな「柔軟で積極的なプレー姿勢」を養成するというテーマ・・

・・選手たちが主体的に考え、勇気をもって、柔軟に、積極的にプレーできることこそが重要・・

・・そんな「チーム創りの基本線」がしっかりと浸透していれば・・

・・そう、理想的な、基本的なポジション無しの(戦術タスクが限りなく少ない!?)サッカーが実現できる!?・・

・・そう、究極の「解放サッカー」へ向けて・・

取り敢えず、次には、そんなテーマで、カリオカとのディスカッションを進めていこうかな。

やっぱり・・

イレギュラーするボールを足で扱うことで、不確実なファクターが満載のサッカーだからこそ、常に、解放されたマインドで考え、勇気をもって(積極的に!)リスクへチャレンジしていくプレー姿勢こそが大事。

ということで、次がいつになるか分からないけれど、ご期待あれ・・