2023_J2_第35節・・素晴らしい「意識と意志パワー」をベースにした良いサッカー・・もっと徹底すれば、美しい質実剛健サッカーのレベルに到達できる・・(甲府vsヴェルディ、1-1)
・・(2023年9月15日、金曜日)
それでも、やっぱり、「仕掛けの変化」という視点で、不満が残る。
そう、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションなどを駆使し、中央ゾーンやペナルティーエリア角ゾーンの突破(!?)を狙うだけじゃなく・・
それと同じくらいの頻度で、放り込みも含めたサイドからのクロスや、ロング(中距離)シュートといった「変化」をつけなきゃ、いけないんだよ。
たとえば、66分に創りだしたゴール機会。
右サイドのタッチライン際でボールをもった中原輝。
彼は、一度ボールを落ち着かせ、素早く、ゴール前への「鋭いクロス」を送り込んだ。
その最終勝負スポット・・
そこでは、相手マーカーの背後から、そのマーカーの「眼前スペース」へ走り抜けた染野唯月が、ダイビングヘッドを見舞ったんだ。
惜しくも、相手GKに横っ飛びで押さえられてしまったけれど、それは、とてもクリアで危険なゴール機会ではあった。
そのシーンを観ながら、「そうそう、それだよ、それっ!!」って悦に入っていた。
でも、結局ゲームは、「良いサッカー」だったけれど・・ってな感じで、引き分けに終わってしまった。
わたしは、近頃、美しい質実剛健サッカー」ってな表現をつかっている。
要は、攻守ハードワークとリスクチャレンジを絶対ベースに、美しいサッカー内容で、しっかりと勝ち切れるサッカー・・ってな意味合いです。
いまのヴェルディだったら、確実に、そのレベルのサッカーができると思う。
だからこそ、そう、だからこそ、もっともっと「仕掛けの変化」を、美しく創りださなきゃいけない。
今日のゲームでは、選手たちの「意識と意志パワー」が素晴らしいって感じた。
だからこそ、その意志のパワーを、うまく、効率的に「活用し切れなきゃ」もったいない。
ということで、ちょっと歯がゆかった、筆者ではありました。