2023_J1_第16節・・「強豪」の、ミハイロ札幌コンサドーレに、乾杯っ!!・・(レイソルvsコンサドーレ、4-5)
・・いったいミーシャは、どこまでサッカーを面白くしてくれるんだ??・・
ミハイロ・ペトロヴィッチが、浦和レッズを率いていた当時、サッカージャーナリストの大住良之さんが、わたしに、そんなコトを言ったことがある。
そう、まさに、そういうコトなんだよな~。
わたしは、このところ、ミハイロ札幌コンサドーレは、着実に「リーグの強豪チーム」というレピュテーション(名声)を確実なモノにしている・・なんて書いている。
そんなわたしの評価の絶対バックボーン・・
それは、とりもなおさず、選手たちのモティベーションの高さだと思っているんだよ。
いや・・
モティベーションというよりは、彼らが、主体的に、「とことんサッカーを楽しめている・・」っちゅう表現の方が、正しいのかもしれない。
そう、彼らは、あくまでも、自分主体で、サッカーを楽しめているんだ。
そのためには、もちろん、常に、自分が達成したいイメージングを、アタマに描きつづけていなきゃいけない。
そしてミハイロは、そんな、ものすごく雑多な「個のイメージング」を、一つのチームにまとめる作業を、とても効果的に進めているっちゅうわけだ。
もちろん・・
基本的な、戦術イメージングは、ミハイロが創り、それを選手たちに浸透させるわけだけれど・・
そこからの、自らの「イメージングの進化&深化」は、それぞれに、自由にトライさせるわけさ。
そう、ボール奪取プロセス(守備)でも、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)においても。
わたしは、ミハイロが、北海道コンサドーレ札幌を率いるようになってから、常に、そのチームとしての進化&深化プロセスを、追いかけていいた。
もちろん、その背景には、選手個々のチカラの増幅だけじゃなく、サンフレッチェ時代から、ミハイロを支えつづけた、杉浦大輔コーチの存在も、大きい。
その杉浦大輔さん、彼は、わたしの、ケルン体育大学の「後輩」に当たるんだけれど、ミハイロは、サッカー的にも、人間的にも、とても優れたパートナーに恵まれていると思うのさ。
ところで今日の観戦&コラム・・
実は、ヴィッセル対フロンターレ戦を、楽しみにしていたんだよ。
でも・・
そう、皆さんもご存じのように、台風の影響で、そのゲームが中止(変則マッチ!)になってしまったんだよ。
だから、そのコトを残念に思いながら・・
FC東京vsケヴィン横浜マリノス、グランパスvsセレッソ、またJ2の、ジェフ千葉vs町田ゼルビアなど、さまざまな視点で、自分自身の学習機会としても楽しんでいたっちゅうわけさ。
でも・・
そう、冒頭の大住良之さんの素敵な言葉に集約されているように・・
選手だけじゃなく、観ている方にとっても、この上ないワクワク感に包まれるミハイロ札幌コンサドーレのサッカーは・・
いつ観ても、楽しいコト、この上ないんだ。
その絶対バックボーンだけれど・・
それは、何といっても、選手たち自身が、サッカーを愉しめているからに他ならない。
彼らは、誰かに「やらされている」のではなく・・
全員が、ホントに一人の例外もない全員が・・
自らクリエイトする(ミハイロの基本を自分なりにアレンジする!?)攻守イメージングを成就させようと、健康的な(!)自己主張をブチかまし「合う」んだ。
まさに、主体性プレーとスピリットにあふれた、リスクチャレンジサッカーじゃないか。
だからこそ、観ている方も、ワクワク感に包まれ、心から楽しめちゃう。
また、そこには、誰一人としてサボらず、さまざまな「イメージング」を、主体的に(!)美しくハーモナイズさせちゃうってな観戦の醍醐味もあるよな。
そして、そこには・・
スーパープロコーチ、ミハイロ・ペトロヴィッチの面目躍如っちゅうファクターもテンコ盛りなわけさ。
まあ、彼らのサッカーについちゃ、もう何度も表現しているから、これ以上は書かないけれど・・
とにかく、ヤツらの「オレがっ!!・・オレがっ!!!」っちゅう、ポジティブな自己主張パワーを感じるたびに、元気をもらえるんだよ。
もちろん・・
前述した他の勝負マッチのなかには・・
ものすごくパワフルな「寄せ」が爆発しつづけるような、超絶の「徹底サッカー」がぶつかり合う、ジェフvsゼルビアといった、フルパワーの「殴り合い」ってなダイナミックマッチもあるさ。
でも、ミハイロのトコロじゃ・・
ボール奪取プロセス(守備)では、「行くとき」と「落ち着くとき」のバランスが絶妙なんだ。
またスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも・・
ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションに代表される、高質な人とボールの動きと、個の勝負が、とてもうまくバランスしているし・・さ。
そこでのキーワードは「バランス」なんだけれど、それって、すべての事象にあてはまるわけだから、ディスカッションは、無限っちゅうわけだ。
だから、ここじゃ、このレベルまでで、ディスカッションを止めにしよう。
とにかく・・
一つのグラウンド上の現象をビックし、その物理的&心理・精神的バックボーンを、自分なりの解釈で、声高に主張する人たちの多いコト。
そして、そのほとんどの人たちが、システムとか、立ち位置等などの「カタチ」を語りはじめる。
サッカーには、「カタチ」がないからこそ、美しいにも、かかわらず・・ね。
へへっ・・
とにかく・・
「強豪」の、ミハイロ札幌コンサドーレに、乾杯っ!!