2026_女子アジアカップ決勝・・我らがナデシコが為した、日本サッカーにとっても、これ以上ない程の「成果」に対して、心からの称賛と感謝の拍手をおくります・・(なでしこvsオーストラリア、1-0)

すごい・・

ホントに、よく最後まで、集中力を切らさず、「闘う意志」を迸(ほとばし)らせた。

最後の時間帯では、押し込まれつづけ、どんどん、アーリークロスをブチかまされた。

それでも、我らがナデシコは、彼女たち自身で、最終勝負の「仕事」を探しまくったんだ。

決して、アナタ任せになど、ならず・・

チェイス&チェック(寄せ)から、次、その次のボール奪取ポイントをイメージングしながら、仕事(守備ハードワーク)を、探しつづけた。

まさに、究極の「主体性プレー」のオンパレードだった。

この優勝は、まさに、彼女たち自身が「主体的」に闘うなかで、フェアに「勝ちとった」栄冠だった。

同じサッカー人として、また、ドイツ時代から、そして読売サッカークラブでも、女子サッカーに思いを託していた筆者だから、感慨も一入(ひとしお)です。

とにかく、この素晴らしい成果をつかみ取ったナデシコの皆さんに対して、心からの称賛と感謝の拍手をおくります。

よかった・・素晴らしい・・

さて・・

ということで、ゲームの「構図」だけれど・・

それは、こんな感じだったですかね・・

積極的&攻撃的に「仕事(ハードワーク)」を探しまくることで組織サッカーに徹するナデシコ。

対するオーストラリアは、「フィジカル」を前面に押し出して、勝負を仕掛けてくる。

フィジカル・・

まあ、スピードとパワー・・ね。

この「構図」については、澤穂希ナデシコが世界チャンピオンに輝いた、2011女子ワールドカッブの頃と、基本的には、大きな変化はないと思う。

当時わたしは、2011年ドイツ女子W杯を、最初から最後まで見届けた。

決勝は、フランクフルト・ヴァルトシュタディオンだったけれど、そのときも、感動に包まれた。

当時のコラムシリーズについては、「こちら」をご参照あれ。

あっと、ナデシコの、フィジカル的なディスアドバンテージ・・

もちろん、「差異」は縮まってきているから、以前ほどに「パワーで押し込まれる」ようなゲーム展開は、少なくなった。

それでも、人種ベース(!?)の、フィジカルの差は、いまでも厳然と存在する。

だからナデシコは、その「差」をもコントロール出来るだけのテクニックとタクティック、そしてサイコロジカルな「チカラ」を進化&深化させつづけなきゃ、いけないっちゅうわけだ。

わたしは、そんな視点でも、ナデシコを観察している。

だからこそ、それが、とても立派な勝利だったと、体感できるのサ。

ということで、戦術的イメージングとしては・・

ナデシコの前線プレイヤーたちには、とにかく、相手最前線へのロングボールを「入れさせない」という覚悟が、求められているんだよ。

そう、最前線での、チェイス&チェック(寄せ)が、決定的に大事なファクターになるんだよ。

とにかく・・

ひとたび、アバウトでも、オーストラリア最後方からロングタテパスが飛んだら・・

オーストラリアの、パワフルなスピードスターのツートップは、二人だけでも、日本のディフェンダーを「はね飛ばし」て、チャンスを創りだしちゃうんだ。

このような現象には、また、こんな背景もありそうだ。

昨今の、フィジカルコンタクトの「判断」が、より「厳しいデュエル」を助長するような「傾向」にあるコトは、もちろん、ナデシコにとって、不利に働くということネ。

だからこそ・・

彼女たちには、より一層の「徹底組織サッカー」が、求められるわけだ。

そう、レベルを超えた、攻守ハードワークを探しまくる「主体性プレー」ね。

ということで私は、この試合では、ずっと、長谷川唯先生を、追いかけていたんだ。

そして、何度も、「素晴らしいっ!!」ってな感嘆(かんたん)が口をついていた。

もちろん、彼女の背後でサポートする長野風花との「イメージング・シンクロ」が素晴らしいこともあるけれど・・

とにかく長谷川唯先生は、最前線から、忠実&ダイナミックにチェイス&チェック(寄せ)をブチかましつづけるんだよ。

そんな前線ハードワークがあったから、後方ディフェンスは、やりやすかったに違いない。

また、次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも・・

あくまでも、人とボールの動きを加速させるような、シンプルなボールタッチを繰り返しながら、全体的な「人とボールの動き」を、クレバーに、マネージするんだ。

まあ、そんな、戦術的イメージングという視点では、我らがナデシコは、オーストラリアの猛女たちを、一回りも、二回りも、上回っていたよね。

とにかく、長谷川唯先生の、攻守にわたる、ボールがないところでのアクションの量と質には、いたく感動していた筆者なのだよ。

もちろん、最終勝負シーンでの、決定的(ウラ)スペースへの、爆発フリーランニングも、感動的だったしね。

このテーマについては、準々決勝コラムも、ご参照あれ。

とにかく・・

いま一度、我らがナデシコが為した、日本サッカーにとっても、これ以上ない程の「成果」に対して、心からの称賛と感謝の拍手をおくりましょう。