2024_EURO_8・・ブランド国が、順調に駒を進めた・・そして、そこには、確固たるバックボーンがあった・・(トルコvsポルトガル、0-3)(ベルギーvsルーマニア、2-0)
ブランド国が、順調に駒を進めた・・
順調・・
そこには、たしかに、確固たるチカラの差(バックボーン)が見えていたんだよ。
まず何といっても、ボール奪取プロセス(守備)。
ポルトガルでも、ベルギーでも、とにかく全員がハードワーク(仕事)を、積極的&攻撃的に、探しまくっていた。
もちろん、ポルトガルの英雄、クリスティアーノ・ロナウドを、除いてネ。
へへっ・・
このハードワークの意味合いだけれど、その本質はチェイス&チェック(寄せ)にある。
両チームともに、相手のボールの動きを「予測」しながら、「外郭的」に、寄せていく。
もちろん、相手にリードされ、時間が「押している」ような危急状況になれば、「寄せ・命」ってな感じに、激しい勢いで、前からプレスをブチかますよ。
それでも・・
まあ、状況に応じてという感じの柔軟性があるっちゅうワケだ。
でも、ひとたび・・
そう、誰かが「寄せ」はじめたら、周りのチームメイトたちも、必ず、連動する。
その連動性もまた、ブランド国でありつづけられるバックボーンなんだよ。
そう、「内容」と「結果」のバランスが、しっかりと執れているコトで、世界のエキスパートから評価されるという、外郭的な「雰囲気」ね。
フットボールネーションじゃ、概して、徹底(戦術)サッカーは、高く評価されないんだ。
そうではなく・・
そう柔軟な「主体性プレー」こそが、高く評価されるんだよ。
あっと、ボール奪取プロセス(守備)。
そこでの「連動性」こそが、ボールを奪い返すキーポイントだというハナシ。
コト(寄せ)がはじまる雰囲気がでてくる・・
その気配を察し、自分が「意識」する相手への間合いを詰めたり、しっかりとタイトにマークしたりする。
それは、まさにコンマ何秒の世界なんだ。
だからこそ、「寄せの雰囲気」を察する(周りと共有する!)コトが大事。
そんな連動性以外でも・・
ボールがないところでのマーキングや、危急状態での協力プレス、その「輪」を創りだす、選手たちの動きの「クリエイティブな集散」などなど、大事なファクターのオンパレードさ。
そして最後は、「予測能力」とも呼べる「最後の半歩ファクター」というテーマが注視される。
そんな、ボール奪取プロセス(守備)における様々な重要ファクターで、ブランド国は、秀でているんだよ。
まあ、負けたトルコやルーマニアにしても、その視点では、とても優れたチカラを有している。
とはいっても、マーキングとかカバーリング、協力プレスといった、ボールを奪い返す「最後の半歩ファクター」では、やっぱりブランド国の後塵を、微妙に「拝して」いたと感じたわけさ。
またスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも・・
そこでの、もっとも大きな「差」は、やっぱり、バランスにありだと感じた。
組織プレーと、個人の勝負プレーのバランス。
互いのポジショニングに対するバランス。
互いの、使い、使われるコトに関する、バランス感覚。
スーパースターの、並外れた「才能」を、(自分が犠牲になって!?)チームのために活用し切ろうとする、心理・精神的なバランス感覚。
まあ、それらは、「意識と意志のチカラ」とも、表現される。
そんな優れたバランス感覚こそが、「組織プレー」の絶対ベースだという事実を言いたかった。
それが、十分に機能しているからこそ・・
ボールがないところでのアクションの量と質をアップさせられ・・
ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションに代表される、パスによる最終勝負だって、効果的にブチかましていけるわけだ。
そう、ワンツーの積み重ね、3人目、4人目のフリーランニング・・などなど。
ということで、最後のポイント・・
それは、心理・精神的な「せめぎ合い」ってな視点。
要は、ブランド国の「強さ」を体感した相手の、心理・精神的な状態の変化・・ね。
そりゃ、チカラの「微妙な差」を体感させられつづけた相手は、物理的にも、徐々に「動き」が落ちていくモノだよね。
この両ゲームでも・・
ポルトガルとの、またベルギーとの間にある「微妙なチカラの差」を体感させられた、トルコとルーマニアは、たしかに、フォームが徐々にダウンしていったと感じた。
現象面では、やはり・・
そう、ボール奪取プロセス(守備)でのチェイス&チェック(寄せ)や、ボールがないところでのマーキング、カバーリングの「勢い」に、ネガティブ傾向が観られるようになったんだよ。
そんなテーマにおいても・・
サッカーが究極の心理ボールゲームという真実を、体感させられたモノさ。
ということで、今日は、こんなところですかね。
チカラが上のチームが勝利を収めてハッピーだった反面・・
そのチカラの差を、地道に埋めていく作業の「大変さ」を知っている身として、切実な「重たい思い」に、まとわりつかれたものさ。
へへっ・・