2023_CWC (クラブワールドカップ)決勝・・マンCが、順当にチャンピオンに輝いた・・でも私は、両チームがブチかましつづけた、サッカー進化のベクトルを体現した 美しい質実剛健サッカーに対して、同じサッカー人として称賛と感謝の拍手をおくっていた・・(マンCvsフルミネンセ、4-0)

あらら~・・

強い、強いマンCが、開始40秒で、先制ゴールをブチ込んじゃった。

これで・・

そう、フルミネンセのゲーム戦術(プラン)は、ズタズタになってしまう(ハズだった!?)。

彼らは・・

守備ブロックを固め、なるべく長い時間「ドロー状態」を維持することで・・

時間の経過とともに、マンCの「焦りや集中力ダウン」をうながす・・

そして、さまざまな意味合いを内包する「隙」を突いていくってなイメージだったに違いない。

そう、そんな「穴」ができる時間帯でブチかます、必殺カウンターをイメージングしてね。

でも・・

そう、その先制ゴールで、フルミネンセの「試合展開イメージ」が、大きく軌道修正を迫られた。

それも・・

そう、チームのなかで、選手たち自身で軌道修正を図らなきゃ、ならない。

難しいよ、それは。

実際、彼らは、先制ゴールをブチ込まれてから、いろいろな意味合いで「チグハグ」な、ボール奪取プロセス(守備)を仕掛けていくんだよ。

ある選手は、「前からプレス」を仕掛けようとする・・

ある選手は、「待ち」のイメージングでポジショニング&ボールへの仕掛けをイメージングする・・

ある選手は・・

そう、そんな、ボール奪取プロセス(守備)イメージングのチグハグさ・・ね。

とはいっても、徐々に・・

両チームのサッカー内容が、落ち着いていった。

そう、フルミネンセが、当初のゲーム運びイメージングに「戻って」いったんだ。

そりゃ、そうだ・・

グラウンド上の選手たちが、マンCがブチかます、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)のコンテンツが「ハンパなく危険」なコトを、体感しはじめたわけだから・・

・・こりゃ、前からボール奪取プロセス(守備)を仕掛けていき「過ぎ」たら、危ない・・

・・ここは、我慢し、この状態をキープしながら「蜂の一刺し」チャンスを狙った方がいい・・

・・とにかく、同点に持ち込めれば、オレたちのモノになるハズなんだ・・

・・そのように、気持ちを「落ち着かせた」のは、たぶん、チームリーダーの誰かだった!?・・

・・そんなチームの内情は、外様のわたしには、分かりようがない・・

とにかく・・

この立ち上がり数分で、激しく動いた、フルミネンセの「心の動態」が、どんなものだったのか、知りたいね~・・

さて・・

そんな「立ち上がりドラマ」が落ち着いてきてからのゲーム展開だけれど・・

逆に、フルミネンセが、様々な意味合いの「ゲーム戦術イメージング」から、徐々に、フッ切れ、「解放」されていったって感じられたんだよ。

彼らのスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)の内実が、マンCの「それ」と、まさに勝るとも劣らない「内容」を魅せはじめたんだ。

このポイントが、とても興味深かった。

何がって!?

そう、人とボールの動きと「リズム感」に、マンCに、勝るとも劣らない内実が伴いはじめたんだ。

スパッ、スパッってな鋭い音がするような、ボールコントロール(ワンタッチ・トラップね!)とパスの積み重ね。

もちろん、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションだって、どんどんブチかます。

そしてフルミネンセが、本物のイニシアチブを、握りはじめたように感じたのは、私だけじゃなかったはず。

これは、面白くなる・・

そして・・

そう、両チームが、最高に「魅力的&サッカー進化に貢献」する「コンテンツ」を積み重ねていくんだ。

とはいっても・・

そう、ペップ・グアルディオラが標榜する、積極的&攻撃的ボール奪取プロセス(守備)アクションの傾向が・・

1点をリードされたフルミネンセのスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)が、積極的&攻撃的になれば「なるほど」高揚していった「プロセス」には、目を見張らされたモノさ。

そう、マンCの「前からプレス」が、フルミネンセの積極的&攻撃的ボール奪取プロセス(攻撃&仕掛け)に「刺激」されるように、活性化していったんだ。

でも、百戦錬磨のフルミネンセは・・

そんなマンCの「前からプレスの輪」を、巧みに、まさに「これぞ南米テクニック」ってな、美しい(ワンタッチ!)ボールコントロール&パスで(見事な人とボールの動きで!)外してしまうんだよ。

興味深いね~・・

とにかく・・

両チームが魅せつづけた、人とボールの動きと、その「リズム」に、魅了されていたコトが言いたかった。

まあ、とはいっても・・

やっぱり、ゲーム運びイメージングとか、「勝負勘」といったポイントで、マンCに、一日以上の長があったのは、確かな事実ではあったけれど・・さ。

そして試合は、そんなマンCが、実力の差を魅せつけるように、追加ゴール、3点目、4点目ってな感じで、「結果の差」を広げていったっちゅうわけだ。

まあたしかに、その後も、いろいろと「攻守にわたる局面ドラマ」はあったけれど・・

そんな両チームの「戦術イメージング的な変遷」こそが、この試合からピックすべき「本物コンテンツ」だったと思っている筆者なのでした~~。

最後に・・

世界サッカーの、正しい潮流を、指し示してくれた両チームに感謝・・

彼らは、積極的&攻撃的ボール奪取プロセス(守備)と、人とボールの動き&「その軽快リズム」を背景にする、イニシアチブ掌握スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)を魅せてくれた。

それを観ながら、何か、久しぶりに、こんな感覚を思い起こしていたよ。

世界サッカーの「本物ベクトル」が、どんどん「一つの方向性に集約されている」ってネ。

そう、「戦術サッカーから解放」された、選手たちの「主体性プレー」をペースにした、美しい質実剛健サッカー・・ね。

ということで・・

両チームに対し、同じサッカー人として、称賛と感謝の拍手をおくっていた、筆者なのです。