2023_ACL・・結果よりも内容・・そんなマインドでゲームに臨める状況のフロンターレ・・そこで先発した「2番手」プレイヤーたちが魅せつづけた闘う意志に、乾杯っ!!・・(ウルサンvsフロンターレ、2-2)
両チームの、止まることを知らない「闘う意志」・・
それが、極限までコンセントレート(凝縮)した、エキサイティングマッチだった。
堪能させてもらった。
でも・・
そうなんだよ。
この試合、ここまで勝ち点15で、グループ「i」での首位通過セーフティーリードを奪っているフロンターレにとっては、まさに消化ゲームだったんだ。
にもかかわらず・・
選抜プレイヤーのモティベーション(意識と意志パワー)は、天井知らずだったんだ。
対する、「基本的には強い」ウルサンは、このゲームで、決勝トーナメント進出を決めるためには、勝たなければならない。
もし彼らが、このゲームで、負けたり引き分けたりしたら、他のグループ二位チームとの「条件闘争」に、はまり込んでしまう。
そりゃ、ウルサンの、前へのエネルギーが高揚するのも道理。
ところで、ダゾン解説の、チョン・テセ。
とても内容のあるコメントをつづけていた彼が、こんな興味深いコトを言った。
・・フロンターレは、組織的に攻めている・・
・・それに対してウルサンは、個のチカラを前面に押し出しますよね・・
・・もちろん、それは、それで危険ではあるのですが・・
そう、まさに、おっしゃる通り。
ウルサンは、チカラのある外国人プレイヤーの「個の勝負」をベースに、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)をイメージング構築している。
まあ、たしかに、チョン・テセが言うように、それは、それで、とても危険ではあったけれど・・さ。
あっと、このコラムの骨子テーマ・・
わたしは、フロンターレ先発メンバーがブチかましつづけた、衰えることを知らない「ハイ・モティベーション」という現象に注目していた。
多分そこには・・
このゲームが、(今日先発した!?)多くのメンバーにとって、今シーズン最後の、アピール機会という意味合いがあったと思うわけだ。
もちろん・・
「いつものメンバー」から大幅に先発を変えた、鬼木達の「思惑」も、そこにあった!?
そして、その期待どおり・・
若手も含めた「2番手プレイヤー」たちは、まさに「躍動」ってなダイナミズムをブチかましつづけたんだ。
もちろん、その「ヤル気」は、ボール奪取プロセス(守備)に如実に現れる。
そして・・
ボール奪取プロセス(守備)で、選手の「意識と意志パワー」が躍動しつづけているからこそ・・
次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)のダイナミズムも、アップする。
もちろん、3人目、4人目がブチかます、ボールがないところでのアクションの量と質ね。
それがアップするからこそ、フロンターレは、最後の最後まで、しっかりと人数をかけて、攻め上がれていたんだ。
チト、唐突かも知れないけれど・・
わたしは、このゲームに、サッカーの本質メカニズムを観ていたってなコトも言いたかった。
そう、イレギュラーするボールを、足であつかうサッカーだからこそ・・
最後は、自由に、そして積極的&攻撃的に、攻守ハードワークとリスクチャレンジ機会を、探しつづけなきゃ、サッカーを進化&深化させられないという基本メカニズム。
そう、攻守にわたる、究極の「主体性プレー」を志向して・・