2023_ACL・・筆者はサッカーコーチだから、やっぱり、内容と結果が一致するようなゲームが、健康的なんだ・・だからこのゲームでは、フラストレーションが、溜まった・・(武漢vsレッズ、2-2)

フ~~ッ・・

手に汗にぎっちゃったよ。

ダゾン解説の槙野智章も(気合いを込めて!?)主張していたけれど・・

レッズは、同点ゴールの後も、決勝ゴールを狙いつづけたんだ。

そう、三者三様のストライカーセット(これについては、Jのコラムをご参照あれ)が揃った最後の20分間が、とてもエキサイティングだったんだ。

まず、なんといっても、後半49分の同点ゴール。

例によって、ホセ・カンテがブチかました「才能ミドル」弾・・ね。

そして、「セット」が秘める潜在パワーへの期待に、胸ふくらませていたわけさ。

でも・・

まあ、仕方ない。

とにかく・・

武漢とレッズのチカラの差が、歴然ということで・・

惜しい2ポイントを逃したっちゅう見方もできるし、アウェーでの闘いで、よく、勝ち点1まで「追い付いた」とも考えられる。

まあ、サッカーだから、どちらも「ロジカル」なんだろうけれど、わたしはサッカーコーチだから、どうしても「惜しい」という感性の方が、先走っちゃう。

ところで・・

この両チームの「差」だけれど・・

その最たるモノは、何といっても、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)での、人とボールの動きの内実だよね。

そう、ボールホルダー(次のパスレシーバー!?)と、(次、その次の!?)パスレシーバーによる、イメージング・シンクロの内実・・ね。

その絶対ベースは、ボールがないところでのアクション(人の動き!)の量と質。

やっぱり組織プレーでは、パスを受ける(引き出す)ボールなしの動きこそが、主役なんだよ。

そうね・・

それは、パス&ムーブの「積み重ね」ってな表現もできるかね。

人とボールが、うまく動けば、「ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーション」の実効レベルを、極限まで高められるんだよ。

そう、ボール奪取プロセス(守備)が、高次平準化している現代サッカーじゃ、やっぱり、次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でのダイレクトパスの量と質こそが、KFS。

KFS = Key Factor for Success………

レッズは、その視点で、武漢を、完璧に凌駕していた。

たしかに、武漢のトップには、才能あふれる外国の助っ人がいるよね。

だから、武漢の仕掛けイメージが、その外国人のスピードとパワーとスキルを、うまく活用するっちゅうことに集中するわけだね。

ということで、彼らの場合、仕掛けの「変化」は、「個」が主体。

でも、「組織」では、まったくといっていいほど、変化を創造できない。

それに対してレッズは、高い次元で、「組織プレー」と「個人の勝負プレー」を、効果的にバランスさせられている。

だからこそ、彼らのスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)は、(相手守備のウラを突ける!!)変化に富んでいるんだよ。

ということで、筆者(サッカーコーチ)は・・

内容と結果が、うまく「一致」するような試合が観たいわけだけれど・・

でも・・

そう、だから、フラストレーションに苛まれるゲームの方が多いっちゅうわけだ。

へへっ・・