2024_J1_第38節・・おめでとう、吉田孝行ヴィッセル・・特に、監督、吉田孝行の、イニエスタという巨人のキャリア末期障害を乗り越えたコトも含めた素晴らしい「心理マネージメントのウデ」に対して、心からの称賛と感謝の拍手をおくります・・(ヴィッセルvsベルマーレ、3-0)、(ガンバvsサンフレッチェ、3-1)

レビュー

吉田孝行ヴィッセルが、2年連続で、リーグ優勝シャーレを手にした。

サッカー内容からすれば、彼らがフェアに勝ちとった連覇だと、言える。

とにかく、攻守ハードワークとリスクチャレンジを、選手たち全員が、まさに一人の例外なく、「主体的」に探しまくっているんだ。

そんな、積極的&攻撃的な「主体性プレー」の姿勢は、すべての勝負マッチで、まったく変わることがなかった。

ところで、今日の観戦・・

実は、テレビとコンビュータで、同時に、ヴィッセルvsベルマーレ、ガンバvsサンフレッチェ戦を同時に観ることにしたんだ。

細かな戦術的グラウンドテーマを正確に観察できないコトなんて、かまわなかった。

とにかく、両マッチの、全体的な「ドラマの変容」は、体感できる。

わたしは、工夫した。

そうなんだよ、両ディスプレイに目をやりながら、チャンスの流れとなったら、ディテールまで把握しながら、その戦術ファクターに舌つづみを打つ。

もちろん、そんな攻撃チャンスは、守備に取っては、ピンチ。

そう、攻守にわたるグラウンド現象を、できるかぎり細かく観察しようっちゅうわけだ。

そして、観戦しながら、考えていた。

たしかに、吉田孝行ヴィッセルの、ボール奪取プロセス(守備)は、素晴らしい。

もちろん、ミヒャエル広島サンフレッチェの「それ」も、彼らに、勝るとも劣らない。

だからこそ、最後の最後まで、この2チームが、リーグ優勝を争った。

そして、もっと深く、攻守メカニズムに入り込んでいくわけだ。

たしかに、チーム総合力の、絶対バックボーンは、ボール奪取プロセス(守備)を構成する、すべてのファクターを、限界まで充実させることさ。

でも、「そこ」には、もっと深いコノテーション(言外に含蓄される意味)が内包されている。

そう、そんな「主体性プレー」を積み重ねるディフェンス(その姿勢!)こそが・・

次の、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)の、絶対バックボーンでも、あるんだよ。

だからこそ、世界のトップサッカーでは・・

ボール奪取プロセス(守備のハードワーク)を、サボるようなヤツは、決してチームメイトから信頼されないという「評価トレンド」が定着してきたんだ。

その信頼がなければ、良いプレーなんて、できるはずがない。

何せ、良いカタチでパスをもらえないわけだからね。

誰が、「守備ハードワーク」をサボっているヤツに、ボールをわたすんだよ!?

へへっ・・

そして、吉田孝行ヴィッセルでは・・

彼らは、そんな、(正しい!)攻守の相乗効果を、効果的に増幅していく心理メカニズムに対する理解が、素晴らしく高いレベルにあると感じられるわけさ。

日々のトレーニング・・

そこで、細かな戦術プレーにおける「心のメカニズム」の大事さを、粘り強く、また心に響くカタチで、指摘しつづける。

そんな地道な「心理マネージメント」こそが、彼らのハイレベル・サッカーの源泉であり、それが、長丁場のリーグ戦で、ホンモノの成果につながるわけだ。

ホンモノの成果!?

もちろん「それ」は、日本サッカーが、進化&深化をつづけていくための「正しい!」バックボーンが、定着することさ。

監督の、吉田孝行に対しては、同じサッカー人として、心からの称賛と感謝の拍手を、おくります。

特に、彼が、「イニエスタ」という「巨人」の、キャリア末期における、様々な「心理マネージメントへの障害」を乗り越えた手腕は、もっともっと高く評価されるべきだと思うよ。

ホント、彼は、数字的な成果だけじゃなく、我々現場の人間にも、さまざまに錯綜する「マネージメントメカニズム」への、ポジティブな示唆を、ブチかましてくれた。

その意味でも、わたしは、彼に、深く、感謝する次第です。

吉田孝行さん、おめでとうございました。

そして、どうもありがとうございました。

今後の活躍を、陰ながら応援しています。