2024_J1_ (変則)第29節・・まさに、死力を尽くした、スーパーエキサイティングな勝負マッチ・・誰もが、息を呑んで惹きこまれていたはず・・ホント、堪能させて もらったよ・・でも今日は、チョウ・キジェにスポットを当てたい・・(サンガvsアントラーズ、0-0)
いったい、何度、決定的なゴール機会を創りだしたんだろうか・・
そう、両チームともに・・ね。
その一つひとつを分析するなんて野暮は、やらない。
とにかく・・
そう、両チームが、攻守にわたって、これぞ「究極の主体性プレー」ってな、ギリギリの「意識と意志ポテンシャル」を、ブチかまし合ったんだ。
いや、ホント、堪能したよ。
こんな、スーパーハイクオリティ勝負マッチを「創った」両チームに対して・・
同じ、プロサッカー仲間として、心からの称賛と感謝の拍手を、おくります。
ところで、チョウ・キジェ京都サンガ・・
このところ、チームパフォーマンス高揚プロセスに、天井が見えないほどの「勢い」があると感じる。
彼らは、前期がおわった頃は、「降格リーグ」に取り込まれていたチームだぜ。
とはいっても私は・・
当時から、何度か、「チョウ・キジェは、必ず立て直す・・」って書いていたコトを覚えている。
わたしは、チョウ・キジェの、プロコーチとしての「優れたウデ」を知っているつもりだ。
戦術マネージメントは、当たり前として、彼の場合は、何といっても、心理マネージメントに、特筆の能力があると思うんだよ。
その能力を「形作るコア」を媒介するのが、彼の「魅力的な言葉」だと思う。
その発言に内包されているコノテーション(言外に含蓄される意味)こそが、選手たちのモティベーションの「原動力」だと思うのさ。
それほど、チョウ・キジェの言葉には、深い、哲学的なニュアンスが込められている。
そして、ここが、もっとも大事なポイントなのだけれど・・
そう、彼の「言葉」は、とても分かりやすいんだよ。
変なシステム論や、重箱の底を突くような「詳論」で、まわりをケムに巻くような愚を犯さず・・
彼の性格そのものの「真摯な言葉」をつかい、選手たちに、語りかけるんだ。
そんな背景があるからこそ・・
ダゾン試合後インタビューで、この日のヒーローのビッグワンである、サンガGK太田岳志が、あんな素敵な言葉を、紡ぎだせるんだよ。
あっと、言いたかったコトは・・
太田岳志の、素敵なインタビューだけじゃなく、このゲーム全般で、選手たちが魅せつづけた、まさにギリギリの、攻守ハードワークとリスクチャレンジ姿勢なんだ。
そう、究極とも言えるほど強烈な「意識と意志ポテンシャル」に支えられた、主体性プレー。
攻守ハードワーク(仕事)を、最高の集中力で、探しつづけるというプレー姿勢。
一人の例外も、なくね。
そんなポジティブな雰囲気が、チーム内に充満しているからこそ、素晴らしい「相互信頼関係」が成り立っている。
そして、だからこそ、サンガGK太田岳志がインタビューで語っていたように・・
・・「チームメイトの忠実な追い込みがあったからこそ、あのセービングができた」なんていう、素敵な発言だって、自然と、出てくるのさ・・
とにかく・・
前々節、アウェー、とても強いミヒャエル広島サンフレッチェ戦のコラムでも書いたけれど・・
チョウ・キジェ京都サンガの、昇り龍の「勢い」には、まったく陰りが見えない。
それが、この試合で、言いたかったコトの骨子かな。
あっ・・と・・
もちろん、アントラーズも、いつものように、優れた(勝負強い)サッカーを魅せたよ。
やっぱり彼ら「も」、リーグを代表する強豪チームなんだ。
でも・・
そう、だからこそ、チョウ・キジェ京都サンガの進化&深化が、より明確に、感じられたっちゅうわけだ。
それにしても、両チームが創りだした、決定的なゴール機会・・
どうして、決められなかったんだろう。
とても不可思議なサッカー要素である、シュート決定力・・
そのテーマについては、「このコラム」も、ご参照あれ。