2025_ 日本代表(親善)・・この、巨大な「意義」が内包されている勝利は、歴史に深く、深~く、刻み込まれるハズ・・勝ち越しゴールを奪ってからの、彼らの「限 界を超えた闘いの内容」も含めてネ・・(日本vsブラジル, 3-2)

すごいっ!!!

森保一ジャパンは、一つの、とても大きく、深い「歴史」を刻んだ。

「あの」ブラジルに対し、(まあ前半は別にして!?)内容でも、決して彼らの後塵を拝するようなシーンが目立つコトはなかったんだ。

たしかに、日本のゴールには、ラッキーな面があったのは、否めない。

それでも・・

そう、全体的なゲーム内容を観たら、この歴史的な勝利に内包されている、ものすごく重要なコノテーション(言外に含蓄される意味)を軽くみる方は、いないに違いない。

ホントに、素晴らしかった。

森保一ジャパン・・

後半の彼らは、とにかくスーバーな「闘う意志」を絶対ベースに・・

積極的&攻撃的なチェイス&チェック(寄せ)を繰り出しつづけたんだ。

たしかに前半では、その「寄せ」の勢いが、ブラジルの巧さとスピード&パワーに「気圧され」、どんどん減退していったのは、否定できない事実だった。

それでも彼らは、森保一と優れたコーチ&スタッフによる(!?)「ハーフタイムの奇跡」を、我々、観ている人々に、これでもか(!)と体感させてくれた。

そして、そんな「価値ある内容」を、しっかりと「結果」に結びつけたくれた。

受け身で消極的なボール奪取プロセス(守備)に代表される「後ろ向きサッカー」は、決して、次の進化&深化の基盤にはならない。

とにかく森保一ジャパンは、最後の最後まで、積極的&攻撃的な、チェイス&チェック(寄せ)をブチかましつづけたんだよ。

たしかにラッキーな面もあったけれど、そのレベルを超えた「前からプレス」によってブラジル守備のミスを誘い、南野拓実の、最初の「追いかけゴール」を決められた。

まあ同点ゴールも含めて、とにかく、ボール奪取プロセス(守備)における、積極的&攻撃的なチェイス&チェック(寄せ)をブチかましつづけたからこその、スーパー成果だったということか。

特に・・

そう、勝ち越してからタイムアップまでの20分+6分間における、彼らが魅せつづけた「闘う意志」は、まさに天井知らずだった。

ということで、森保一ジャパンについては、そんなところまでにしておき・・

ここからは、視点を、ブラジルに移そうと思うのです。

たしかに負けはしたけれど、ヤツらは、まだまだ、世界トップの実力チームなのです。

まず、何といっても、監督のイタリア人、カルロ・アンチェロッティ・・

聞くところによると、ブラジル代表監督に就任した彼は、まず、犠牲の精神をチームに植えつけるという、心理マネージメントからスタートしたと聞く。

それが、功を奏したんだろうね・・

ボール奪取プロセス(守備)において、それまでは、そこここで感じられた、ブラジルの「いい加減さ」が、まったく観られなくなっていた。

要は、ボールがないところでのアクションの量と質(守備ハードワークの内実)が、それまでとは、隔世の感だったっちゅうコトだね。

もちろんアンチェロッティのことだから、彼の「コンセプト」を理解し、実戦できないプレイヤーは、ズバッズバッと、排除していったはず。

そしてチームが生き返った。

そのコトは、数字の面でも、明らかになっている。

そう、アンチェロッティ以前と、以後では、ブラジル代表の失点数が、二ケタから、単なる1失点にまで、大きく改善したんだよ。

まあ、この試合では、日本代表に3失点しちゃったわけだけれどサ・・

とにかく・・

その強力守備のバックボーンは、何といっても、素早い攻守の切り替え(トランジション)、そしてチェイス&チェック(寄せ)の忠実さ、ダイナミズムだね。

それが信頼できるからこそ、協力プレスの集散、マーキング&カバーリングのターゲットが、より明確になる事で、組織ディフェンスが、効果的に「機能」する。

そして、攻守の切り替え(トランジション)や、局面デュエルの内実でも、本来のチカラが、より活き活きと表現される。

そして、だからこそ、予測という「最後の半歩ファクター」も、より効果的に表現される。

もちろん、アンチェロッティ以前は、色々な意味を内包するアロガンツ(相手を甘く見る高慢さ!?)に代表される「不遜な態度」が、ハバを利かせていたんでしょう。

そのコトについては、友人のブラジル人プロコーチも、国際会議で愚痴をこぼしていたモノさ。

そして、ディフェンスでの「共同作業の内実」がアップするにしたがって、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)も、どんどん本来の「危険度」を、蘇らせている。

このゲームの先制ゴール場面は、そんな彼らの本来の強さの象徴である、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションが冴えわたった。

そう、ワンツーを積み重ねるコンビネーションね。

そこでは、もちろん、ボールがないところでのアクションの量と質が、決定的ファクター。

ヤツらは、互いの信頼関係ベースに、決して「止まらず」、ワンツーアクションの流れに乗って、最後まで、ボールがないところで「走り抜ける」んだよ。

素晴らしい・・

ところで、このゲームの前半・・

そんな、ブラジルの「スマートで力強いサッカー」に、前半の日本は、徐々に足が止まりはじめてしまうんだよ。

でも、後半の森保一ジャパンは・・

前述したとおり、持てるチカラ(物理的&心理的パワー)を、レベルを超えて絞り出すなかで、このブラジル戦という貴重な学習機会を、限界まで活用し切った。

そして、自信と確信レベルを、一ランクも二ランクもジャンプアップさせた。

いや、ホント・・

この、巨大な「意義」が内包されている勝利は、歴史に深く、深~く、刻み込まれるハズだよ。

勝ち越しゴールを奪ってからの、彼らの「限界を超えた闘いの内容」も含めてネ。

良かった、良かった・・